2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

書評『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』(「週刊読書人」)

「週刊読書人」(2010年2月5日)に、『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』の書評が掲載されました。評者は箭川修(東北学院大学文学部教授)さんです。英国で今も愛され続ける「自然体のジョンソン」を描き出した本として、本書を紹介してくださいまし…

mr.universe(ミスター・ユニバース)

『草地の時間』(村野美優)の装幀デザインをしていただいた関宙明さん(ミスター・ユニバース)のブログで、『草地の時間』のことや「活版印刷詩集プロジェクト」のことが紹介されています。http://www.mr-universe.jp/site/mt32/ 関宙明さんには、他にも『…

「港の人」のこと

港の人のHPでは、「活版印刷詩集のご案内」のお知らせを掲載するとともに、新しく「会社案内」の欄を設けました。「港の人」というおよそ出版社らしからぬ名前のせいか、「どんな会社なんですか?」と不思議そうに聞かれることがよくあります。そこで、改め…

活版印刷詩集プロジェクトのご案内

先日の日記で『草地の時間』(村野美優)の紹介をした際にも少し書きましたが、このたび港の人では、活版印刷による詩集の自費出版プロジェクトを始めました。 活版印刷詩集プロジェクトは、詩の言葉を大切にしたい気持ちと、文字文化を支えてきた技術への敬…

廃墟としての本(松浦寿輝『散歩のあいまにこんなことを考えていた』を読んで)

最近、電子書籍化の話題など、本の形態について考える機会が増えてきました。紙に印刷し製本するうえでの費用や作業効率、本を所蔵するうえでの実用性などを考えれば、電子書籍がもたらすメリットはとても大きなものです。とすれば、紙でできた書物はいつか…

季刊「真夜中」(鼎談:蓮實重彦×黒沢清×青山真治)で紹介されました!

本日発売の季刊「真夜中」NO.8の、蓮實重彦さん、黒沢清さん、青山真治さんによる「映画長話」というコーナーで、『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』(万田邦敏著)が取り上げられました! 昨年出版された2冊の映画本『マッケンドリックが教える映画の…

書評『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』(「北海道新聞」)

1月17日の北海道新聞に、『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』の書評が掲載されました。評者は、札幌の映画館〈蠍座〉の支配人、田中次郎さんです。 〈蠍座〉は、札幌駅のすぐ近くにある小さな名画座だそうです。以前、港の人で『すべては映画のために!』…

増刷されました!

*写真は『英語教育』2月号の書評ページです。 『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』の増刷分が、本日できあがりました。 そういえば、amazonでの反応を覗いてみると、カスタマーレビューが一件掲載されていました。「ボズウェルの『ジョンソン伝』に…

今福龍太さんによるレヴィ=ストロース

情報として載せるには少し遅くなってしまいましたが、『ブラジルから遠く離れて』の著者・今福龍太さんによるレヴィ=ストロースについてのエッセイが、現在発売中の『現代思想』1月号と『すばる』2月号にそれぞれ掲載されています。 『現代思想』「レヴィ=…

ジュンク堂書店の月刊誌「書標」

*画像はジュンク堂HPより転載しました。 ジュンク堂書店の月刊誌「書標」(ほんのしるべ)2010年1月号の「池袋本店連続トークセッション レポート」のコーナーで、昨年11月19日に行われた「とっても恥ずかしゼミナール inジュンク堂」(万田邦敏×廣瀬純)の…

大島渚『絞死刑』

京橋のフィルムセンターで、特集上映「映画監督 大島渚」が開催されています。万田邦敏監督の『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』で大島渚の『白昼の通り魔』(1966年)『絞死刑』(1968年)『帰って来たヨッパライ』(1968年)について書かれていたので…

「銀花」休刊のお知らせを聞いて

一昨日に引き続き、残念なニュースです。以前にも一度この日記で紹介したことのある雑誌「銀花」が、2月発売の号で休刊することが決まったそうです。http://idebut.org/school/?jp=3727 季刊「銀花」は、1970年の創刊から、日本文化の伝統や美を紹介し続けて…

エリック・ロメールの訃報を聞いて

三連休を終え、連休中に見た映画についてブログ記事を書こうと思っていましたが、今日の朝方に耳にしたニュースの衝撃が大きく、書く気が失せてしまいました。そのニュースとは、フランス映画界の巨匠エリック・ロメール監督が11日にパリで亡くなった、とい…

サウダージ・ブックス

昨日は、『ブラジルから遠く離れて』の著者である今福龍太さんと淺野卓夫さんに会いに、葉山のSaudade Booksさんにおじゃましてきました。天気もよく、相変わらずいい景色です。そして暖かいお茶とおいしい栗をごちそうになってからデッキに出てみると、きれ…

映画上映会のお知らせ

映画の特集上映のお知らせです。 今月の23日から29日まで、横浜黄金町のシネマ・ジャック&ベティにて、若手の映画監督たちを特集上映する「未来の巨匠たち」が開催されます。本特集では、先日のアテネ・フランセ文化センターでの万田邦敏監督特集の最終日に…

辞書作りを描いた物語

辞書の制作についての本といえば、『オックスフォード英語大辞典』(OED)の編纂過程をもとにした『オックスフォード英語大辞典物語』『博士と狂人』などもおすすめです。どちらも、ジョンソンの『英語辞典』(1755年)から一世紀以上経った19世紀末に完成し…

ジョンソンの『英語辞典』名定義

昨日に引き続き、サミュエル・ジョンソンのことを少し。写真は、『英国文化の巨人』のなかの一頁です。本書の各章のとびら裏には、ジョンソンの名言・格言の抜粋が収録されています(写真がぼやけていて読みづらいかもしれませんが…)。 この他にも 「大事な…

サミュエル・ジョンソン

年明け気分も早々に、すっかりいつも通りの仕事に追われています。電話の応対をする際に「明けましておめでとうございます」という挨拶を掛け合うことで、かろうじてお正月気分を味わっています。 さて、新年2回目となる日記は既刊書籍についてのお知らせで…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。港の人は本日(1月5日)より仕事始めとなります。 昨年は、たくさんの著者、読者の方に支えられて計16冊の書籍を刊行することができました。また、10年がかりで作り上げた『近代日本教育関係法令体系』(米田俊彦編著)の刊…