2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

リブロ渋谷店と『黒田三郎詩集』

先週は、できあがったばかりの「港のひと」7号をもって、都内の書店をいくつかまわってきました。それぞれの書店の特色を観察しながら、新刊の紹介や既刊本の補充をお願いしたり。書店営業は、書店員さんとお話しする貴重な機会です。 まずはリブロ渋谷さん…

「港のひと」7号ができあがりました!

港の人が不定期に発行しているPR誌「港のひと」7号ができあがりました。前号から一年近く経ってしまいましたが、今号は、昨年刊行した映画監督・万田邦敏さんの初の映画批評集『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』の特集号です。表紙の写真は、万田さんの…

アルノー・デプレシャン来日と『キングス&クイーン』のこと

*写真はどちらも『キングス&クイーン』から。 フランス映画祭2010で、フランスの映画監督アルノー・デプレシャンの新作『クリスマス・ストーリー』が上映されます(3月20日の17時50分から)。また、21日には飯田橋の東京日仏学院にて、前作『キングス&ク…

『シネマ21 青山真治映画論+α集成 2001-2010』

映画監督・青山真治さんの映画批評集『シネマ21 青山真治映画論+α集成 2001-2010』(朝日新聞出版)が刊行されました。映画批評集としては、『われ映画を発見せり』(青土社)に続く二冊目となります。2001年から2010年までに発表された映画論、書評、エッ…

CINEDRIVE 2010開催(万田邦敏監督特集)

大阪のPLANET+1、シネ・ヌーヴォXという映画館にて、3月20日からインディペンデント映画祭「CINEDRIVE 2010」が開催されます。3週間にわたって全国から集められた様々なインディペンデント映画が上映される、意欲的な映画祭です。また映画祭内の特別企画とし…

書評『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』(「銀花」)

現在発売中の季刊「銀花」161号に、『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』の書評が掲載されました。 書店の息子として生まれ、苦学、事業の失敗を経て、詩人として頭角を現わした人。初の本格的な『英語辞典』編纂や多くの著作で、今日までその名を不動…

新刊『W.D.スノッドグラス詩集』

2月の刊行書籍の2冊目は、『W.D.スノッドグラス詩集』です。訳者はアメリカ文学者の新倉俊一さんと、『アメリカのライト・ヴァース』の著者でもある西原克政さんです。新倉さんは、西脇順三郎の全集や定本全詩集のテクストの校訂をされているほか、エズラ・…

新刊『アメリカのライト・ヴァース』(西原克政著)

しばらくブログの更新が滞っていましたが、その間に2冊の新刊を刊行しました。一冊目は、『アメリカのライト・ヴァース』(西原克政著)。著者の西原克政さんは、『トーキング・ボディ』の著者でもあり、訳書に『世界の詩論』『アメリカ子供詩集』(どちら…