2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

神谷美恵子と野村一彦

2002年に港の人が出した本に、『会うことは目で愛し合うこと、会わずにいることは魂で愛し合うこと。』という長いタイトルのものがあります。これは、1934年に21歳で亡くなった野村一彦という青年の、18歳のときの日記の一部で、タイトルも一彦の日記の言葉…

『中島敦「マリヤン」とモデルのマリア・ギボン』、刊行されました。

「李陵」「山月記」などで知られる小説家、中島敦。彼は1941年に南の島、パラオの南洋庁に赴任し翌年3月まで滞在したのですが、喘息が悪化し、その年の12月に33歳でこの世を去ることになってしまいます。わずか8カ月の滞在でしたが、このときの経験をもとに…

秋のふたつの催し、無事に終わりました。

「第4回かまくらブックフェスタ」そして「江崎満 森羅万象展」。2014年9月は、港の人史上、最高に楽しく賑やかで、カラフルで、そして多忙な日々となりました。 4回目のブックフェスタは、今までに増して、本当に本が好きなお客さまが来ていただいたようです…

「江崎満 森羅万象展」絶賛開催中

9月5日、ワゴン車いっぱいに版画と焼き物を積んで、江崎満さんが鎌倉へやって来ました。6日にスタートした個展は、途切れることのないお客さまで連日にぎわっています。 「とにかく版画で壁を埋め尽くそう」との言っていた、その言葉通り、運びこまれたたく…