2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『珈琲とエクレアと詩人』から

なんだか、無口な北村さんがそこにはいた。 いとおしそうに、ゆっくりとエクレアを食べ、濃いイワタの珈琲にミルクと砂糖をいれて、少しずつ飲んでいる。 これは橋口幸子著『珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎』の一節です。イワタというのは、鎌倉の…

西荻窪で詩集をどうぞ

お知らせしておりました「FALL」(東京・西荻窪)での「港の人ショーケース」、いよいよあと5日間の会期を残すのみとなりました。書店とはひと味違う「書物」との出合いを体験していただければという気持ちをこめて、今回あえて「詩集」をメインにさせていた…

ひと月限りの「ぽえむ・ぱろうる」

7月20日をもって閉店するリブロ池袋本店で、詩の本の専門店「ぽえむ・ぱろうる」が復活。このニュースは、多くの人の胸にさまざまな感慨を呼び起こしたようです。6月1日にスタートし、大きな反響を呼んでいるこのスペースに、港の人の本も並べていただいてい…

『生きとし生ける空白の物語』を紹介いただきました。

今年3月に刊行した姜信子さんの『生きとし生ける空白の物語』が、14日「読売新聞」で紹介されました。「沈黙に言葉を読みとる」と題された書評を書いてくださったのは、批評家の若松英輔さん。 この本は、エッセイ、小説といった紋切り型の形式には収まらな…

港の人ショーケース at FALL

西荻窪の「FALL」は、選び抜かれた雑貨類が並ぶお店。店内では1週間ごとにさまざまなジャンルの作家の個展も開かれ、訪れるたびに発見のある空間です。4月には、港の人の『胞子文学名作選』の原画展を開いていただき、ライブペイントも含めとびきり楽しい時…