「朝日新聞」短歌時評(歌集『鈴を産むひばり』光森裕樹)


9月20日(月)「朝日新聞」朝刊の短歌時評で、歌集『鈴を産むひばり』(光森裕樹)が紹介されました。歌人の田中槐さんが、本歌集を取り上げてくださいました。


この時評では、『鈴を産むひばり』は、一昨年の「角川短歌賞」を受賞した新鋭歌人の第一歌集としては例外的な歌集である、と述べられています。この歌集は「四六判上製表紙装(つまりカバーがない)、帯もない、解説もない、第一歌集にありがちな栞(何人かの先行する歌人が歌集の解説を書いたもの)もない。出版社もいわゆる短歌専門の出版社ではない」、そして歌人の略歴もたった二行で済まされているなど、たしかに、新人賞をとった歌人の第一歌集としてはあまりにシンプルで、例外的な要素が多いかもしれません。しかし一方で、こうした要素は「活字の活版印刷や装丁も含めてすべて彼の個性であ」り、「光森裕樹の歌集の例外ぶりがプラスの方向で受け入れられつつあるのは、やはりそこに作品の力があるからだ」と評されています。


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鈴を産むひばり

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