第2回港の人ポエトリー・リーディング「かじんのじかん」のお知らせ




このたび、昨年7月に行った港の人ポエトリー・リーディング「詩の時間をどうぞ」の第2回目を行うこととなりました。今回は、昨年8月に第一歌集『鈴を産むひばり』を刊行したいま注目の新鋭歌人、光森裕樹さんをお招きして、短歌のリーディングとトークを行います。イベント名は「かじんのじかん」。4月24日(日)の14時半から、鎌倉・小町通りにあるギャラリー〈GALLERY Happy Go Lucky〉で開催します。


当日は、光森さんに自作の短歌を朗読していただき、その後、短歌の創作の話や今回の歌集の制作のことなど、様々に語っていただく予定です。『鈴を産むひばり』を読んでくださった方に、ぜひ参加してほしいと思います。会場は小さなギャラリーですので、定員は25名となっています。参加希望の方は、お早めにこちらまでご連絡ください。


会場では、前回同様、古本ユニットriccaによる詩集の古本市も行います。鎌倉観光を兼ねて、ぜひ遊びにおいで下さい。



光森裕樹さんの『鈴を産むひばり』は、港の人にとって初めての歌集刊行だった。初めて作品をよんだときの新鮮な感動を美しい活版文字に託すようにして、文字組の設計に苦心した。初校ゲラが出たとき、並んだ文字の端正なたたずまいから光森さんの作品の世界が豊かにふくらんでいくのを感じて安堵し、そして嬉しくなった。装幀は、ミスター・ユニバースの関宙明さんと光森さんとともに何度も話し合いを重ねて決めていった。


歌集が世に出ると、予想以上の反響を各所からいただいた。それらはすべて、光森さんがつくる短歌が呼び起こしたことだ。長年詩集の編纂にたずさわってきたが、深くから発せられた言葉が読む人の心にどれほどみずみずしい感動をもたらすものなのか改めて思い知らされた。稀有な才能の歌人による稀有な歌集の誕生。その現場に立ち会えた港の人は幸運というほかない。


光森裕樹さんの短歌の世界をさらに深く味わいたいと思い朗読会を企画したところ、光森さんの快諾を得ることができた。光森さんの声で光森さんの歌が詠まれる。これ以上贅沢な時間はないだろう。朗読のあとのトークでは、どんな創作の秘密が明かされるのか明かされないのか、これも楽しみだ。


『鈴を産むひばり』を読んでくださったかたも、そうでないかたも、この小さな集まりにぜひご参加ください。お待ちしています。


港の人


第2回 港の人ポエトリー・リーディング「かじんのじかん」


2011年4月24日(日曜日)

開場:14時 開演:14時30分

会場:GALLERY Happy Go Lucky(鎌倉・小町通り
鎌倉市小町2-7-30-2F(電話はありません)
*JR「鎌倉駅」東口改札を出て、左前方に見える鳥居をくぐり、小町通り商店街を歩いて5分ほど、左側の建物の2階です。通りを挟んだ向かいには洋服屋〈PORTLAND〉などが入ったビル「すみのプラザ」があります。入口は細い階段ですのでお見落としなく。

出演:光森裕樹

会費:1000円

定員:25名(要予約)

ご予約・お問い合わせはこちらまで。