『ブラジルから遠く離れて』のamazonでの取り扱いについて


amazonで『ブラジルから遠く離れて 1935-2000』の取扱いが始まりました。一時的に「在庫なし」となっていますが、「なか見!検索」にて、本の内容を閲覧することができます。


本書は、本の帯にだけ日本語の書名が記され、帯をとった表紙カバーにはポルトガル語による書名のみが記されている、という大胆な装幀となっています。amazonでは本の帯をとった状態で表紙画像が掲載されるので、これだけを見るとまるで洋書のように見えます。丁寧なつくりながらも自己主張しすぎない装幀からも、この本のもつ雰囲気を感じとれるのではないかと思います。


ブックデザインを手掛けたのは、港の人の多くの書籍を手掛ける、デザイナーの堀渕伸治さんです。この本は、背の部分に糸を通して綴じる糸かがりという製本によるもので、本のひらき具合がやわらかく、手になじみやすいつくりとなっています。また、本を開いてもらうとわかると思いますが、本文の一部が二色刷りとなっているなど、普通の本とは少し違った遊び心のあるデザインです。


本のデザインや、持ったときの感触などは、実際に手にとってみないとなかなか伝わらないかと思いますが、「なか見!検索」の画像で、少しでも本のイメージが伝われば、と思います。



ブラジルから遠く離れて1935-2000

ブラジルから遠く離れて1935-2000