2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年も大変お世話になりました。

*刊行書籍12点。 *こちらは非売品3点。 2012年も残りわずかとなりました。港の人では、今年は12冊の本を刊行することができました。 【港の人 2012年刊行書籍】 『転位論』中田敬二 『鳥の意思、それは静かに』宮岡絵美 『児童文化と学校外教育の戦中戦後…

書評『鳥の意思、それは静かに』『ボール表紙本と明治の日本語』

今年も残りわずかとなりました。今日は、今年刊行した書籍2点の書評をご紹介します。

『はじまれ 犀の角問わず語り』が、丸善&ジュンク堂書店「驚きの出版賞」を受賞しました!」

昨年の12月に刊行した、姜信子『はじまれ 犀の角問わず語り』が、丸善&ジュンク堂書店の書店員さんによる「2012年書店員が選ぶこの1冊」「驚きの出版賞」を受賞しました! ジュンク堂書店福岡店の書店員さんが、手書きですてきなPOPを書いてくださいました…

北村太郎さんと冬のにおい

以前、北村太郎さんの『樹上の猫』から、「食べもの・飲みもの−−いいにおい」というエッセイを紹介しました(記事はこちら)。春のいいにおいとしてイチゴのショートケーキを挙げていましたが、では冬のいいにおいは何だったろう、とふと思い、この本を開い…

京都で開催中の「三条富小路書店」に参加しています!

あっという間に12月になりました。今年も残りわずかです。さて今日は、京都で本日12月4日からオープンする、三条富小路書店というお店をご紹介します。 三条富小路書店とは、京都、三条富小路(さんじょうとみのこうじ)にあるギャラリーh2oが2週間限定で本…

詩誌「ポエトリ関東」のこと

今日は港の人が制作を手がけている雑誌をご紹介します。 港の人では、関東ポエトリ・センター(関東学院大学)から発刊されている「ポエトリ関東」の制作を手がけています。1968年の第1回関東ポエトリ・セミナーに合わせて第1号が、1970年に第2号が発刊され…

『死者との対話』(若松英輔著、トランスビュー)、『会うことは目で愛し合うこと、会わずにいることは魂で愛し合うこと。 神谷美恵子との日々』(野村一彦著、港の人)のこと。

先日、トランスビューから刊行された『死者との対話』(若松英輔著)という本のなかで、弊社の刊行書籍が紹介されました。今回は、この2冊の本をご紹介します。

新刊『ボール表紙本と明治の日本語』(今野真二 著)

このたび、新刊『ボール表紙本と明治の日本語』(今野真二 著)を刊行しました。本書は、明治期に刊行された特異な製本様式の本「ボール表紙本」に表われた、明治の日本語を観察した一冊。『文献日本語学』『漢語辞書論攷』に続く、気鋭の日本語学者、今野真…

高円寺「本の楽市」2012、無事に終了しました!

10月27日(土)、28日(日)に開催された高円寺「本の楽市」2012、2日目はあいにくの雨となりましたが盛況のうちに終了しました。私たち港の人は、座・高円寺の阿波おどりホールで、出版社30社以上が集結した「本とアートの産直市」に参加しました。

「本の楽市@高円寺フェス2012」に参加します!

先日、弊社主催で開催した第2回かまくらブックフェスタが無事終了しました。昨年に続きたくさんのお客様にご来場いただき、私たち自身も楽しめた二日間でした。ご協力いただいた出展者の方々、ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。港…

かまくらブックフェスタ

以前ご紹介した第2回かまくらブックフェスが、いよいよ明日開幕です。昨年に続き、今年も鎌倉に、こだわりの本を手がける出版社(者)が集まります。 日程は10月6日(土)、7日(日)の2日間。会場は、昨年と同じKAYA gallery+studioを第1会場とし、さらに…

新刊『生命倫理学と現代』(岡部一興 著)

9月の新刊『生命倫理学と現代』(岡部一興 著)のご紹介です。本書は、生命倫理学の視点から現代のわたしたちが直面しているさまざまな問題を取り上げ、その問題のあり方と解決のいとぐちを考えてゆく一冊。 「生命倫理学」とは、生命に関する倫理学的問題…

《叢書 児童文化の歴史》全3巻、ついに完結!

このたび、《叢書 児童文化の歴史》(全3巻)の第3巻『児童文化と子ども文化』(加藤理、鵜野祐介、遠藤純編)を刊行しました。 本叢書は、「児童文化」の誕生期ともいえる大正期から現代まで、各時代の児童文化を特徴づける重要文献を集め、解題とともに…

新刊『年月のあしあと(四)』(坂本育雄 著)

9月、10月は新刊ラッシュが続きます。まずはエッセイ集『年月のあしあと(四)』のご紹介です。本書は、『夏目漱石』『評伝廣津和郎』ほか多数の著書を持つ文芸評論家、坂本育雄さんの最新エッセイ集です。1998年に刊行された『年月のあしあと』(鶴見大学…

表参道の山陽堂書店で「港の人フェア」開催中!

*表参道交差点の一角、目印は谷内六朗さんのモザイク画です。 *9月12日まで、入り口を入ってすぐの場所でフェアを展開しています。 *写真は初日3日の様子。これから少しずつフェアの展開内容を変えていく予定です。 表参道で120年続く老舗の書店、山陽堂…

ミロコマチコさんの絵本が刊行されました!

新鋭画家のミロコマチコさんの新作絵本『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)が刊行されました! ミロコさんは、昨年港の人から画文集『ホロホロチョウのよる』を刊行していますが、このなかでも「絵本をつくりたい」という話が登場します。以前、カイト…

新刊2冊のご案内

8月の新刊2冊を刊行しました。『近江兄弟社学園をつくった女性 一柳満喜子』と『高橋虔と近江兄弟社学園』(共に木村晟著)。装幀は〈港の人装幀室〉です。 港の人では、2008年に『ヴォーリズ評伝 日本で隣人愛を実践したアメリカ人』(奥村直彦著)という…

刊行記念イベント「読む書く歌う旅をする vol.1 は じ ま れ !」

『はじまれ 犀の角問わず語り』(姜信子著、サウダージ・ブックス+港の人)刊行記念イベントのお知らせです。 8月25日(土)馬喰町ART+EATにて「読む書く歌う旅をする vol.1 は じ ま れ !」を開催します。出演は、『はじまれ 犀の角問わず語り』の著者、…

第2回かまくらブックフェスタのお知らせ

すっかりご無沙汰してしまいました。気づけばもう8月、由比ケ浜は毎日海水浴客でにぎわっています。 さて、今年の秋に開催する「第2回かまくらブックフェスタ」のお知らせです。昨年に続き、今年も鎌倉に、こだわりの本を手がける出版社(者)が集まります…

荒川洋治特別講演会「文学とことば」

いよいよ今週末15日(日)、オリオン書房ノルテ店にて荒川洋治特別講演会「文学とことば」が開催されます。この講演会は、同書店で開催中の港の人創立15周年記念「港の人、本とことば」フェアを記念したもの。詩人、北村太郎の詩文集『光が射してくる』を起…

「夏の100冊だけじゃない! ナツヨム2012」フェア

*啓文堂三鷹店の「ナツヨム2012」フェア台。キャラクターのラッコのぬいぐるみも置いてあります。 *私が購入した2冊。担当書店員さんおすすめの本です。帯の内容は、ぜひ店頭でお確かめください。 毎年夏になると、文庫本を出版している大手出版社(角川…

対談:石牟礼道子×姜信子「命の思いをどう語り継ぐか」(「週刊読書人」)

遅ればせながら、「週刊読書人」6月29日号を読みました。1面には、作家の石牟礼道子さんと、『はじまれ 犀の角問わず語り』の著者、姜信子さんとの対談「命の思いをどう語り継ぐか」が掲載されています。 先日、ジュンク堂書店池袋本店で行われた、姜信子さ…

新刊『児童文化と学校外教育の戦中戦後』

すっかりご紹介が遅くなってしまいましたが、新刊書籍のご案内です。6月末に、新刊『児童文化と学校外教育の戦中戦後』(加藤理、川勝泰介、浅岡靖央)を刊行しました。本書は、「叢書 児童文化の歴史」(全3巻)の第2巻。装幀は、「四月と十月文庫」のデ…

オリオン書房ノルテ店にて「港の人フェア」開催中!

先日のガケ書房でのフェアに続いて、港の人創立15周年記念フェア第2弾のお知らせです。立川駅北口近くにあるオリオン書房ノルテ店文芸コーナーにて、「港の人、本とことば」フェアが始まりました。今年の4月に創立15周年を迎えたこともあり、もっといろんな…

ブックカーニバル in カマクラに参加します。

お知らせが遅くなってしまいましたが、来週日曜日(10日)に鎌倉の由比ケ浜公会堂で開催されるブックカーニバル in カマクラに、港の人も参加します。 ブックカーニバル in カマクラは、鎌倉の大町にある古本屋books moblo(ブックスモブロ)さんが中心とな…

〈サウダージ・ブックス〉フェア開催中!(ジュンク堂書店池袋本店)

*1階エントランスで展開中です。 *書店員さん作ってくれたPOP(選書コメント)には、選者それぞれをイメージしたスタンプも。飯沢さんはもちろんキノコ。 *港の人が制作した特製リーフレットも配布中。 ジュンク堂書店池袋本店にて、「3・11以降の〈旅〉…

ガケ書房「港の人の本と古本フェア」のご紹介

5月18日(金)まで開催中の、ガケ書房「港の人の本と古本フェア」を写真でご紹介します。 上から吊るされた看板には、北村太郎さんの描いた猫の絵が(『樹上の猫』より)。 ガケ書房店内に入って左手にすすむと、フェアが開催しています。 「港の人の本」コ…

新刊詩集『鳥の意思、それは静かに』(宮岡絵美)を刊行しました。

このたび、宮岡絵美さんの第一詩集『鳥の意思、それは静かに』を刊行しました。宮岡絵美さんは、大阪府生まれの新鋭詩人。本誌集には、雑誌「ユリイカ」に掲載された表題作ほか計34作品を収録しています。装幀は「港の人装幀室」(!)、表紙に描かれた絵は…

ガケ書房「港の人の本と古本フェア」始まります!

いよいよ明日28日から、京都のガケ書房で「港の人の本と古本フェア」が始まります。港の人がこれまで刊行してきた書籍と、古本ユニットricca +港の人編集部選書による古書を集めたフェアです。 今回協力してもらったriccaは、アーティストの正成美雪さんと…

橋口幸子さんのエッセイが「en-taxi」に掲載されました。

現在発売中の「en-taxi」第35号に、『珈琲とエクレアと詩人』の著者、橋口幸子さんのエッセイ「こんこん狐に誘われて 田村隆一さんのこと」が掲載されました。橋口さんが「en-taxi」にエッセイを書かれたこと、それも詩人・田村隆一さんとの思い出を綴ったエ…