2016-01-01から1年間の記事一覧

『渡辺のわたし』刊行記念トークイベント

『渡辺のわたし 新装版』斉藤斎藤さんのトークイベントをおこないます。対談の相手は、批評家の佐々木敦さん。ご存知の通り、映画、演劇、音楽など幅広い批評活動をおこなっていらっしゃいますが、文学の分野においても、純文学、ミステリ、エンターテイメン…

本の贈り物フェア

町なかでは、クリスマスソングが耳に入ってくる季節になりました。 湘南T-SITE湘南蔦屋書店では、現在「本の贈り物」フェアを開催中。このフェアでは、ふだん、一般の書店にはあまり並ばない詩集なども含めて、港の人の本をたくさん扱っていただいています。…

胞子フェア開催中

刊行以来、静かに、けれど着実に胞子を放ちつづけている『胞子文学名作選』。東京・日本橋「タロー書房」で、関連書籍を集めたフェアを開催中です。『胞子文学名作選』に収録された作品が含まれる本、編者の田中美穂さんの著作、きのこや苔、カビの本などな…

本とアートの産直市 at 高円寺

秋の恒例のイベントとなった東京・高円寺でのイベント、「本とアートの産直市」に今年も参加します。これは地元あげてのお祭り「高円寺フェス」内のイベントで、いろいろな出版社が集まり本の販売をします。今年は32の出版社が参加、出版社の人たちも大勢会…

港の人フェア、NADiff modernにて

現在、東京・渋谷のナディッフモダンにて、港の人フェアをおこなっていただいています。最新刊の詩集『海峡よおやすみなさい』を含む約50点の書籍を並べていただいています。 場所は、Bunkamura地下1階。おとなりのザ・ミュージアムでは、本日19日よりピエー…

「四月と十月」ショーケース

本のイベントが盛りだくさんな秋。一大イベント「かまくらブックフェスタ」を終えた港の人ですが、まだまだたくさんのフェアやイベントが予定されています。 まずご紹介したいのは、東京・西荻窪の雑貨店「FALL」での「四月と十月」展。港の人でもショーケー…

斉藤斎藤さんの『渡辺のわたし』の〈わたし〉と〈あなた〉

お名前何とおっしゃいましたっけと言われ斉藤としては斉藤とする もうすでにあちらこちらで話題にしていただいていますが、斉藤斎藤さんの第一歌集『渡辺のわたし』が、新装版という形で、港の人から出ました。 これまではネット注文によるオンデマンド出版…

夏のふたつの市

梅雨のあけた先週末、東京・神楽坂の出版倶楽部で「BOOK MARKET 2016」がおこなわれました。今年から新しい会場になり、参加する版元も大幅に増え、ますます賑やかな盛り上がりを見せた2日間でした。 おかげさまで、港の人のブースも人が途切れることなく、…

「きのこ漫画」と「胞子文学」

6月も末、ジメジメもピークに達しつつある今日この頃、たっぷりの水分と高い温度に包まれて、生き物たちは日々活発に細胞を増殖させ、生命の営みを発酵させていくかのようです。そんななか、2冊の本をご紹介します。 1冊は、港の人の『胞子文学名作選』。こ…

『ロケットの正午を待っている』トークイベント終了しました

波戸岡景太著『ロケットの正午を待っている』の刊行を記念して、去る18日に、下北沢B&Bでトークイベントがおこなわれました。題して「アートとテクノロジー 活版印刷、ダゲレオタイプ、ときどきロケット」。お相手は、写真家の新井卓さんです。新井さんは201…

港の人ショーケース

東京・西荻窪の「shop & gallery FALL」で、港の人の本の展示と販売をおこなっています。「FALL」は、他のお店ではなかなか出合えないステーショナリーやグッズをそろえ、また、アートや工芸の個展もおこなうお店。その一画を約1か月お借りして、港の人のこ…

ブックカーニバル、無事終了しました。

5月28日、雨もあがった澄んだ空気のなか、ブックカーニバルがおこなわれました。港の人は、事務所の前に机を出して本たちを並べ、また、手持ちの古本も誰か読んでくださる人の手に渡りますようにと格安で販売しました。開始直後から熱心に本を見てくださるお…

ブックカーニバル in カマクラに参加します。

初夏の気持ちのよい季節になると毎年おこなわれるブックカーニバル。いよいよ今週末(5月28日)となりました。由比ガ浜通りを中心とした一帯を会場におこなわれる本のお祭りで、一箱古本市あり、トークイベントあり、スタンプラリーあり、多くの人が毎年楽し…

阪急うめだ本店にて「かまくらブックギャラリー」

阪急うめだ本店の9階祝祭広場で、現在「鎌倉スローライフマルシェ」が開かれています。鎌倉在住者にも、あるいは鎌倉を訪れる観光客にも人気のおいしいもの、素敵なものが一堂に集められたイベントです。 その会場の一画には「かまくらブックギャラリー」が…

牧野伊三夫展、開催中

『僕は、太陽をのむ』の刊行を記念して、東京・銀座の森岡書店にて、牧野伊三夫展がおこなわれています。 昨日はトークイベント「牧野映像美術館」もおこなわれました。子ども時代の絵から現在にいたるまで、仕事として依頼されて描いた作品ではなく、ご自身…

イベントのお知らせ

今週スタートするイベントをふたつお知らせいたします。 「サンブックス浜田山」「積文館書店クエスト小倉本店」でのフェアも引き続き開催中です。 どうぞよろしくお願いいたします! ■森岡書店にて牧野伊三夫展明日5月17日より22日まで、一冊の本を売る書店…

『ロケットの正午を待っている』、刊行いたしました。

文学探訪と聞くと、人はたいてい、文人の足跡を辿りつつ往時をしのぶといった、優雅で奥ゆかしい旅路を思い描くだろう。(中略)だが、ドイツの地に降り立った私がまず訪れたのは、文学の香りとは無縁の史跡だった。たとえばそれは、ハルツ山地の麓に掘られ…

『僕は、太陽をのむ』、小倉でトークイベント

人気シリーズ「四月と十月文庫」の最新刊であり、このシリーズをプロデュースしてきた画家の牧野伊三夫さんの初めての画文集『僕は、太陽をのむ』。お読みくださったかたは、牧野さんが故郷・小倉に深く愛着を感じておられることをご存知だと思います。今は…

港の人 応援フェア at サンブックス浜田山

「サンブックス浜田山」は、東京の私鉄沿線にある閑静な住宅地、井の頭線浜田山駅前にあります。いわゆる「町の書店」ですが、人文書や社会科学系の本の充実ぶりで本好きには知られた存在で、品切れ本フェアや小規模出版社のフェアなど大書店ではなかなか実…

イベント、フェアのご報告、お知らせ

■「かまくらパン」を聞いて食べる会16日(土)に、会員制図書室「かまくら駅前蔵書室」が素敵なイベントを企画してくださいました。ここは、鎌倉関係の本だけを収蔵しているユニークなスペースで、港の人も日頃から親しくさせていただいています。 今回のイ…

音楽と絵の即興ライブ!

お知らせしておりました『僕は、太陽をのむ』(四月と十月文庫)の出版記念イベント、坂田明さんと牧野伊三夫さんのライブが、昨夜行われました。 最初に古本ライターの岡崎武志さんの司会により、坂田さんと牧野さんのお話を伺います。岡崎さんのユーモアあ…

イベント、フェアのお知らせ

■「鎌倉はせのわ 桜えんにち」に出店します。 3月27日(日曜日)、朝8時から11時まで、光則寺門前でおこなわれる「桜えんにち」に出店し、「かまくらパン」を販売いたします。 「桜えんにち」は、地元のさまざまなお店が集まってたくさんのおいしい物を販売…

洪水のあとを生きる

港の人が出してきた本のなかに、5年前の今日の出来事を契機として生まれた本が何冊かあります。それらの本のなかから、ふたつだけ、ここに引用しておきます。 三月が また 方舟の上を通りすぎる 幻の雪は降りつづいているが 水仙のにおいだけはあって そのと…

「かまくらパン」発売記念選書フェア

刊行から1カ月経ちました「かまくらパン」。お店の情報を載せるだけでなく、読んでも楽しく、鎌倉に暮らすことの雰囲気が伝わる本にしたいという気持ちをこめて作りましたので、そこの点をほめていただくと、ついつい有頂天になってしまいます。文章を担当し…

『山田航第二歌集 水に沈む羊』、いよいよ刊行です。

札幌在住の歌人、山田航(やまだわたる)さんの第二歌集が出来上がりました。山田さんは、2012年の第一歌集『さよならバグ・チルドレン』で北海道新聞短歌賞、現代歌人協会賞を受賞。穂村弘さんとの共著『世界中が夕焼け』では穂村さんの短歌を解説し、また…

「素敵な鎌倉本のススメ」フェア、東京堂書店

今月はじめに刊行した「かまくらパン」。おかげさまでご好評をいただいています。収録のパン屋さんからは「本を持った人がお店にたくさん来ていますよ」と言っていただいたり、地元の新聞、ラジオなどのメディアにも多く取り上げていただいたり、これまであ…

『僕は、太陽をのむ』刊行記念、音楽と絵の即興ライブ

「四月と十月文庫」最新刊、牧野伊三夫さんの初めての画文集『僕は、太陽をのむ』、あちらこちらで「いい本だね」という評判を頂いていて、とてもありがたいです。そのようにおっしゃっていただくとき、どのかたもなんとも言えない穏やかな笑顔を見せてくだ…

『初山滋奇人童画家』刊行いたしました。

本当に美しいものを指して「いまだ古びない」ということばがよく使われますが、初山滋の絵は、この表現にもっともふさわしいもののひとつではないでしょうか。絵本「たなばた」や「もず」に親しんだ人も多いと思いますが、透明感のある美しい色彩と躍動感、…

『かまくらパン』、焼き上がりました。

港の人では、これまで、『湘南漁師物語』、『鎌倉広町の森はかくて守られた』など鎌倉が舞台となっている本、鎌倉にゆかりのある文学者の方々の本などを数多く出版してきました。港の人は、鎌倉生まれの鎌倉育ちの出版社。海や山、そして人々。鎌倉からは日…

『法廷通訳人』、好評発売中です。

昨日の「東京新聞」書評欄で、昨年12月に出た本『法廷通訳人』を四方田犬彦さんがご紹介くださいました。四方田犬彦「言葉の壁と人生を見つめ」(東京新聞 1月31日)この本はサブタイトルが「裁判所で日本語と韓国語のあいだを行き来する」となっており、韓…