2011-01-01から1年間の記事一覧

2011年もお世話になりました。

2011年も残りわずかとなりました。港の人では、今年は12冊の本を刊行することができました。 【港の人 2011年刊行書籍】 『はじまれ 犀の角問わず語り』姜信子 『装幀のなかの絵』(四月と十月文庫 3)有山達也 『身を置くところで光となれ 東京深川おんなの…

新刊『はじまれ 犀の角問わず語り』(姜信子)

*真っ白なカバー。表には「は」という文字だけがぽつりと置かれています。 *背には「じ」という一文字が。 *カバー全体を見まわしてはじめて「はじまれ」という文字が読み取れます。 *本を光にかざすと、表紙に描かれた絵が白いカバーの間から透けて見え…

『装幀のなかの絵』刊行記念フェア「有山達也 works」開催中(ジュンク堂新宿店)

新刊『装幀のなかの絵』の刊行記念トークイベントが今週末と迫ってきました。当日は観客参加型のトークになるようですが、どんな展開になるのか楽しみです。 さて、本書の刊行を記念していくつかの書店でフェアを展開していただいています。トークイベントの…

『きのこ文学名作選』が東京TDC賞2012特別賞を受賞しました!

2011年も残りわずかとなりましたが、その前にうれしいニュースが飛び込んできました。なんと、昨年秋に刊行した『きのこ文学名作選』が、東京TDC賞2012特別賞を受賞したのです! 東京TDC賞は、文字や言葉による視覚表現の追求を目的に活動する東京タイプディ…

三条富小路書店2(京都)とヒロイヨミ社「活版とことば in 高円寺」のお知らせ

告知が直前になってしまいましたが、港の人が参加・関連するイベントをご紹介します。どちらも明日6日(火)から始まるイベントです。 まずは京都で開催される「三条富小路書店2」のお知らせ。京都、三条富小路にあるギャラリーh2oが2週間限定で開く本屋さ…

新刊/有山達也エッセイ集『装幀のなかの絵』(四月と十月文庫3)

画・牧野伊三夫 表紙の絵も牧野伊三夫さんによるもの。 有山さんが装幀を手がけた坪内祐三さんの『一九七二「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』 先日からお知らせしていた、新刊『装幀のなかの絵』(四月と十月文庫3)がついにできあがりました。…

新刊『身を置くところで光となれ』(細川照子著)が出来上がりました。

*装幀は清水理江さん 11月の新刊『身を置くところで光となれ 東京深川おんなの土性っ骨』(細川照子著)が出来上がりました。著者は、東京深川で生まれ育ち、細川民族舞踊研究会代表をつとめる細川照子さん。戦後間もなく民踊の細川流を創始した母を継ぎ、…

『装幀のなかの絵』刊行記念トークイベントのお知らせ

今月下旬、『えびな書店店主の記』『ホロホロチョウのよる』に続き、〈四月と十月文庫〉シリーズの最新刊が刊行されます。第3弾は、グラフィックデザイナー・有山達也さんのエッセイ集『装幀のなかの絵』。雑誌「ku:nel」や様々な本の装幀を手がける有山さ…

リトルプレス「歩きながら考える」に港の人の記事が掲載されました。

リトルプレス「歩きながら考える 」第6号に、弊社を取材した「港の人に、会いに行く。」という記事が掲載されました。ライターの小林英治さんが、弊社の代表・里舘を取材してくれました。港の人設立までの経緯、詩集から「港の人」という社名をいただいた詩…

今週末開催イベントのご紹介

今週末は、いろいろなイベントが重なっています。まず11日(金)は、千駄木の古書ほうろうにて『ホロホロチョウのよる』刊行記念トークイベントを開催します。19時から、ミロコマチコさんと牧野伊三夫さんが「絵を描くことについてのあれこれ」を語りつくし…

絵本カフェsong book cafe(鎌倉)と、かまくらお散歩マップのこと

*絵本カフェsong book cafe *港の人作成「かまくらお散歩マップ」 9月に開催したかまくらブックフェスタでは、鎌倉の街をもっと楽しんでもらいたいという思いをこめて、おすすめの書店やお店を紹介した「かまくらお散歩マップ」を作りました。マップを作っ…

ウィリアム・メレル・ヴォーリズのこと

先日の「朝日新聞」(10月24日)夕刊「ニッポン人脈記」にて、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズのことを紹介されていました。大阪の大丸心斎橋店や東京の山の上ホテル、その他国内外に1500もの建物を残したヴォーリズは、キリスト教伝道を兼…

新刊『漢語辞書論攷』(今野真二著)ができあがりました。

好評となっている「四月と十月文庫」もそろそろ新刊ができあがりそうですが、港の人がもう一方で得意とする日本語学の方でも、新刊が刊行されました。 先日できあがったばかりの新刊『漢語辞書論攷』は、今週末頃から書店にも並ぶ予定です。著者は、気鋭の日…

サウダージ・ブックスのイベントのご案内(大阪)

かまくらブックフェスタにも参加してくれた、京都を拠点に活動するサウダージ・ブックスから、大阪でのイベントの案内が届きました。『石都奇譚集』の著者、そして『きのこ文学名作選』の編者、飯沢耕太郎さんの新刊を記念したイベントです。 ** 10月22日…

青森市の成田本店しんまち店のこと

*青森市の成田本店しんまち店2F美術書コーナー 先週末に訪ねた東北の書店2軒目は、青森市駅前の新町商店街にある成田本店しんまち店。実は私の地元の書店で、本だけでなく文具売り場や、地下にはCDショップもあり、子どもの頃からいつも通っていたお店です…

ジュンク堂書店仙台ロフト店のこと

*ジュンク堂仙台ロフト店文芸棚 *小出版社の本を集めた棚 *「月刊佐藤純子」41号 先週末の三連休を利用して、仙台と青森の書店2軒を訪ねてきました。仙台では、ジュンク堂書店仙台ロフト店の文芸担当・佐藤純子さんとも、初めてお会いすることができまし…

ミロコマチコ画文集『ホロホロチョウのよる』刊行記念トーク

11月に行うトークイベントのお知らせです。 11月11日(金)19時から、千駄木の古書ほうろうにて、四月と十月文庫『ホロホロチョウのよる』刊行記念トーク「絵を描くことについてのあれこれ」を行います。語り手は本書の著者であるミロコマチコさん。聞き手は…

紹介記事『珈琲とエクレアと詩人』と『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』、そして書店のこと

先週末のかまくらブックフェスタも盛況のうちに終了し、ここ数日はしばらくは脱力状態でした。が、ブックフェスタのことで手が回らなかった通常業務もたくさんあり、頭を切り替えて、黙々と仕事をしています。10月〜11月の新刊もいろいろと準備していますし…

かまくらブックフェスタ、いよいよ明日スタートです。

*かまくらブックフェスタ会場で配布する特製「かまくらお散歩マップ」 先日お伝えした本のお祭り「かまくらブックフェスタ」開催日がいよいよ近づいてきました。3連休の2日間、23日(金・祝)、24日(土)にKAYA gallery + studioにて開催します。昨日は…

新刊『ホロホロチョウのよる』ミロコマチコ著(四月と十月文庫2)

このたび、新刊『ホロホロチョウのよる』を刊行しました。今年の春からスタートした〈四月と十月文庫〉の第2弾は、新進気鋭の画家・絵本作家のミロコマチコさんによる画文集です。装幀は第1弾『えびな書店店主の記』と同じく、画家の牧野伊三夫さん。装画…

『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』刊行記念《詩集フェア》(神戸・海文堂書店)

以前、「小出版社の冒険」というフェアでお世話になった神戸の海文堂書店で、「M・ブラウン(文・写真) 谷川俊太郎(訳)『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』(港の人)刊行記念《詩集フェア》」が始まりました。担当は、以前もお世話になった北…

『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』刊行記念フェア (@ TSUTAYA TOKYO ROPPONGI)

あいかわらず暑い日が続いています。世間はお盆休みの最中ですが、港の人は通常通り営業しております。 さて、以前「装丁とことば from 港の人」フェアを開催していただいた、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』刊行記…

新刊『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』を刊行しました。

新刊『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』を刊行しました。本書は、アメリカの絵本作家マーシャ・ブラウン作、詩人の谷川俊太郎が翻訳した写真絵本の復刊本です。港の人にとっては初のオールカラー本。ブックデザインは有山達也さんが手がけていま…

かまくらブックフェスタのお知らせ

このところ、このブログの更新が滞っていました。というのも、春頃からあるイベントの準備をしていて、ブログの更新にまで手がまわらなくなってしまいました。 この秋、鎌倉で本のお祭りを開催します。会場は、妙本寺山門内にある一軒家を改築したギャラリー…

新刊『児童文化の原像と芸術教育』(叢書 児童文化の歴史穵)

すっかり遅くなってしまいましたが、7月新刊書籍のお知らせです。このたび、「叢書 児童文化の歴史」(全3巻)の第1巻『児童文化の原像と芸術教育』(加藤理編)を刊行しました。「児童文化」の歴史と意義を検証する画期的な叢書の第一弾です。 本叢書は、…

古書ほうろうで「四月と十月」と「港の人」フェアが始まりました!

古書ほうろうでの「四月と十月」と「港の人フェア」開催中です!

新刊『えびな書店店主の記』蝦名則著(四月と十月文庫1)

*文庫本よりひとまわり大きいサイズです *カバーの紙を利用した〈四月と十月文庫〉オリジナル栞 このたび、新刊『えびな書店店主の記』蝦名則著(四月と十月文庫1)が出来上がりました。新刊書店でもそろそろ店頭に並んでいる頃かと思います。26日(日)…

「四月と十月」と「港の人」フェア(at 古書ほうろう)

*「四月と十月」第24号と『珈琲とエクレアと詩人』(港の人) 昨日の日記では東京堂書店でのトークイベントのお知らせをしましたが、今日は『えびな書店店主の記』(四月と十月文庫1)刊行記念フェアのお知らせです。6月26日(日)から7月末まで、〈「四月…

トークイベント「美術古書店店主の日々」蝦名則×牧野伊三夫(at 東京堂書店)

トークイベントのお知らせです。7月16日(土)、新刊『えびな書店店主の記』(四月と十月文庫1)の刊行を記念して、神田神保町の東京堂書店にてトークイベント「美術古書店店主の記」を開催いたします(本は来週にはできあがる予定です)。 * * 『えびな…

飯沢耕太郎作品展「ストーンタウン・グラフィティ 2」(at 百年)

6月も半ばとなり、蒸し暑い日が続いています。原稿やゲラと向き合っていても、心無しか手元の紙がしっとりしてくるような気がします。梅雨が終われば今度は夏。暑さには滅法弱いので、今年の夏をどうやり過ごすか、クールビズ対策に頭を悩ませています。 さ…