2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年、ありがとうございました。

今日は、港の人も仕事納めの1日です。今年は、16点の本を刊行することができました。 詩集『わが煉獄』四方田犬彦著 詩集『連作・志摩 ひかりへの旅』稲葉真弓著 詩集『めぐりあい』ごとう早苗著 『開成所単語集I 英吉利単語篇・法朗西単語篇・英仏単語篇注…

新刊『シベリウスと宣長』をご紹介します

『シベリウスと宣長』が刊行されました。 著者の新保祐司さんは、これまでに『内村鑑三』『鈴二つ』(以上、構想社)、『島木健作──義に飢ゑ渇く者』(リブロポート)、『フリードリヒ 崇高のマリア』(角川学芸出版)、『異形の明治』(藤原書店)など、多…

「松田水緒・生ペイント」ご報告

23日(日曜日)、『胞子文学名作選』原画展レセプションパーティとして、「松田水緒・生ペイント」がおこなわれました。ミステリアス・ビーチの演奏をバックに一生懸命に作品と格闘する松田さん、そしてあたたかい声援を送ってくださったたくさんのお客さま…

『君に目があり見開かれ』、先行販売開始

思いがけないトラブルでスタートが遅れましたが、佐藤文香句集『君に目があり見開かれ』の「販売記念フェア・先行販売」が、紀伊國屋書店新宿本店2階の文学書売り場で始まりました。お待たせしてしまい、ご迷惑をおかけした皆様に改めてお詫びを申し上げます…

『胞子文学名作選』原画展、始まりました。

昨年の『胞子文学名作選』刊行以来、ふわふわ各地を飛び続けた原画展が、久しぶりに東京へ帰ってきました。今日から始まる原画展は、東京・早稲田の「cat’s cradle」が舞台です。「cat’s cradle」は早稲田大学大隈講堂のすぐ横にあり、壁一面の大きな本棚に…

新刊句集と先行販売のお知らせ

注目の若手俳人、佐藤文香(さとうあやか)さんの新句集『君に目があり見開かれ』が今月発売されます。日常と隣り合っていながらもまったく新しい感覚の世界。俳句を通じて、その未知の世界をつかみとっていこうとする意欲にあふれた、みずみずしく力強い句…

お知らせいろいろ

■先月出た「kawade夢ムック」シリーズの最新刊『神谷美恵子』では、港の人の本『会うことは目で愛し合うこと、会わずにいることは魂で愛し合うこと』が紹介されています。この本の著者野村一彦と神谷美恵子の関係については9月26日のブログで触れました。『…

『胞子文学名作選』松田水緒原画展+苔展in名古屋

港の人にとって、秋は何と言っても胞子を感じる季節。昨年に引き続き、今年も『胞子文学名作選』の原画展が巡回中です。今度の原画展は、名古屋! 名古屋市内の書店、古書店、雑貨店、カフェなどを舞台に、約1カ月間にわたり、いろんな催しがおこなわれる「…

神谷美恵子と野村一彦

2002年に港の人が出した本に、『会うことは目で愛し合うこと、会わずにいることは魂で愛し合うこと。』という長いタイトルのものがあります。これは、1934年に21歳で亡くなった野村一彦という青年の、18歳のときの日記の一部で、タイトルも一彦の日記の言葉…

『中島敦「マリヤン」とモデルのマリア・ギボン』、刊行されました。

「李陵」「山月記」などで知られる小説家、中島敦。彼は1941年に南の島、パラオの南洋庁に赴任し翌年3月まで滞在したのですが、喘息が悪化し、その年の12月に33歳でこの世を去ることになってしまいます。わずか8カ月の滞在でしたが、このときの経験をもとに…

秋のふたつの催し、無事に終わりました。

「第4回かまくらブックフェスタ」そして「江崎満 森羅万象展」。2014年9月は、港の人史上、最高に楽しく賑やかで、カラフルで、そして多忙な日々となりました。 4回目のブックフェスタは、今までに増して、本当に本が好きなお客さまが来ていただいたようです…

「江崎満 森羅万象展」絶賛開催中

9月5日、ワゴン車いっぱいに版画と焼き物を積んで、江崎満さんが鎌倉へやって来ました。6日にスタートした個展は、途切れることのないお客さまで連日にぎわっています。 「とにかく版画で壁を埋め尽くそう」との言っていた、その言葉通り、運びこまれたたく…

夏こわ at 京都

ちのり文庫主催のイベント「夏のこわいおとりよせ 鎌倉と海辺のまち編」が、ガケ書房で、今月末まで開催中です。鎌倉や横浜などを拠点とする古書店や作家が、こわいものをテーマに本や雑貨などを出品するという催しです。 注目すべきは、会場でゲットできる…

かまくらブックフェスタまであと3週間。

何度かお知らせしてきましたが、今年の「かまくらブックフェスタ」は9月の14日と15日です。港の人含め、計13の出展者の方々が出そろっています。今年初参加なのは、「牛若丸出版」、「PARCO出版」、「ヒロイヨミ社」、「左右社」、そして大阪から「編集工房…

江崎満 森羅万象展

港の人のHPを見てお気づきのかたもいらっしゃると思いますが、港の人では、来月、かまくらブックフェスタと、あともうひとつ、大切なイベントをおこないます。それが、「江崎満 森羅万象展」です。 江崎満さんは、現在、能登半島の山里に住む木版画家ですが…

ひとり出版社フェア、明日まで

東京堂書店神田神保町店1階で開催中のフェア、「出版の未来を創る ひとり出版社をつくった100冊+100冊」、通称「ひとり出版社フェア」。光栄なことに、11社のなかに、港の人もふくめていただいています。 他の10社は、夏葉社、クレイン、DECO、共和国、土曜…

「週刊朝日」と「みんなの図書館」

ふたつの雑誌に文章を書かせていただいたので、ご報告いたします。 「週刊朝日」8月22日号では、編集者が担当した本の思い出を語る「つくった人」という欄に、保昌正夫先生との思い出を書かせていただきました。2002年に亡くなった保昌先生の著書『川崎長太…

新刊/『わたしの東京風景』

「四月と十月文庫」の最新刊が出ました。『わたしの東京風景』です。文章は鈴木伸子さん。東京生まれ、雑誌「東京人」の副編集長を務めたこともある東京の達人ですが、この本で鈴木さんが東京という町を見つめる目は、マニア的なものとはむしろ逆方向。プレ…

新刊/『晩年にみる英米作家の生き方 モーム、ミラー、アップダイクほか15人の歩んだ道』

立て続けに出ました7月の新刊は、ユニークな評伝集です。有名な英米作家たちを、その晩年に焦点をあてて紹介する本です。取り上げる作家は、サブタイトルにある、サマセット・モーム、ヘンリー・ミラー、ジョン・アップダイクのほか、「大草原の小さな家」…

新刊/詩集『Dear Deer!』(稲葉江利加)が出来上がりました。

梅雨明け間近の海の日、稲葉江利加さんの詩集『Dear Deer!』が刊行されました。稲葉さんは、釧路出身で千葉県在住の詩人。この詩集は、故郷釧路を舞台に青春や家族の姿をうたう詩が中心になっています。厳寒の地で生きることの厳しさや悲しみを漂わせつつも…

ブックカーニバル、無事終了しました

雨降りのなかスタートしたブックカーニバルでしたが、大盛況のうちに無事終了しました。「港の人」へもたくさんのお客様が訪れ、熱心に本を見ていただきました。「ここに出版社があるなんて全然知らなかった」という声も多数いただき、もっと存在感を増さね…

ブックカーニバル in カマクラ2014に参加します!

*昨年のブックカーニバル「港の人書店」の様子 6月8日(日)に開催されるブックカーニバル in カマクラ2014。鎌倉の由比ガ浜公会堂・長谷公会堂・古民家スタジオ・イシワタリの3会場で開催されるこの本のイベントに、港の人もスタンプラリー会場として参加…

新刊/詩集『妻を送る』(本堂明)が出来上がりました。

6月の新刊のお知らせです。本堂明さんの詩集『妻を送る 亡き人に贈る詩の架け橋』が出来上がりました。本詩集は、長年連れ添ってきた最愛の妻をガンで亡くした著者が、10年におよぶ闘病生活と別れとを綴った詩集です。装幀は清水理江さん。著者の本堂さんは…

四方田犬彦『わが煉獄』朗読会 in 鎌倉のこと

25日(日)鎌倉の古民家スタジオ「イシワタリ」で開催した四方田犬彦『わが煉獄』朗読会は、大盛況のうちに終了しました。鎌倉の雰囲気ある古民家で、四方田犬彦さんによる自作の詩からパゾリーニなどの翻訳詩の朗読をたっぷり楽しんだ、貴重な日曜の午後と…

新刊『開成所単語集Ⅰ 英吉利単語篇・法朗西単語篇・英仏単語篇注解・対照表・索引』

5月の新刊のお知らせです。日本語学の書籍新刊が出来上がりました。櫻井豪人編著『開成所単語集Ⅰ 英吉利単語篇・法朗西単語篇・英仏単語篇注解・対照表・索引』。幕末期、江戸幕府の洋学研究教育機関であった開成所(かいせいじょ)が刊行した貴重な単語集…

アルバイト募集のお知らせ

*アルバイトの募集は締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございます。 港の人で働いていただけるかたを1名求めています。 週3回以上のペースで長く続けてくれる人、編集や書店営業の手伝いから雑用まで、柔軟にフットワーク軽く手伝っていただけ…

鎌倉での四方田犬彦さんの詩の朗読会

*4月26日(土)新宿「風花」での朗読会の様子。 *由比ケ浜通りにある古民家スタジオ「イシワタリ」。 おかげさまで、先週末に新宿「風花」で行った四方田犬彦『わが煉獄』刊行記念朗読会は、大盛況のうちに終了しました。お店いっぱいに人がつめかけ、みな…

下北沢・古書ビビビにて《『胞子文学名作選』松田水緒 原画展》開催中!

*苔の絨毯に並べられた『胞子文学名作選』と原画たち。 *入り口を入ってすぐの棚に繁殖中。 *古書ビビビさんのレジカウンター内にも、田中美穂さんの苔の写真が。 *下北沢マンガ『しもまん』(作・松田水緒)。 先日、無事2刷目が出来上がった『胞子文…

《詩集『わが煉獄』刊行記念》四方田犬彦 詩の朗読会のお知らせ

先日もお知らせしましたが、詩集『わが煉獄』の刊行を記念して、四方田犬彦さんの詩の朗読会を開催します。5月25日(日)、鎌倉の古民家スタジオ「イシワタリ」にて、朗読会を行います。 詩人・四方田犬彦さんの詩の世界に、どうぞみなさまお越しください。 …

『胞子文学名作選』2刷目が出来上がりました!

このたび、『胞子文学名作選』を増刷しました! 昨年9月に刊行した『胞子文学名作選』ですが、おかげさまで今年に入ってからも注文が途切れず、しばらく版元からの出荷もストップしていました。凝りに凝った装幀・造本のため、「本の雑誌」3月号に掲載され…