2014年、ありがとうございました。

今日は、港の人も仕事納めの1日です。今年は、16点の本を刊行することができました。


詩集『わが煉獄』四方田犬彦著  
詩集『連作・志摩 ひかりへの旅』稲葉真弓著  
詩集『めぐりあい』ごとう早苗著  
『開成所単語集I 英吉利単語篇・法朗西単語篇・英仏単語篇注解・対照表・索引』櫻井豪人編著
『妻を送る 亡き人に贈る詩の架け橋』本堂明著
『晩年にみる英米作家の生き方 モーム、ミラー、アップダイクほか15人の歩んだ道』江藤秀一編著
詩集『Dear Deer!』稲葉江利加著
四月と十月文庫5『わたしの東京風景』鈴木伸子著、福田紀子絵
『中島敦「マリヤン」とモデルのマリア・ギボン』河路由佳編著
歌集『言の葉のクロ猫』さなざきまさと著
『高野山大学図書館蔵 節用集』近藤聖欣(良一)監修
『読むことの系譜学  ロレンス、ウィリアムズ、レッシング、ファウルズ』近藤康裕著
『シベリウスと宣長』新保祐司
句集『君に目があり見開かれ』佐藤文香
詩集『星々の宴』山中孝子著
『金沢の昔話と暮し、ならわし 『冬夜物語』の世界』鈴木雅子


港の人としては刊行点数も多く、朗読会、版画展、原画展、上映会、ライブペイントなどなど、楽しいイベントも盛りだくさんだった、賑やかな1年間でした。支え、応援してくださった皆様、本を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。来年は、ぜひ注目していただきたいタイトルやイベントも多数控えていて、港の人にとって、大きな変化の1年になりそうな予感がします。秋には、もちろん恒例のかまくらブックフェスタも開催します。精一杯がんばっていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
そんななか、稲葉真弓さんが旅立たれたことは、残念でつらい出来事でした。最後の詩集を刊行させていただいた巡り合わせの重たさを、いまだに受け止めきれずにいるような心持ちです。そして来年2月には、稲葉さんの遺稿集を刊行させていただくべく、いま、最大の心をこめて制作しています。心の奥深くにしみてくるような詩が遺されています。時期が来ましたら詳しくお知らせいたします。

新しい年がよい1年となりますように。言葉とともに、書物とともに、しっかりと歩んでいけますように。