原宿のブック&カフェ「Bibliotheque」






原宿にあるブック&カフェ「Bibliotheque」のご紹介です。「Bibliotheque(ビブリオテック:図書室)」は、デザイン事務所:株式会社スーパースタジオが長年にわたり蒐集した蔵書を自由に閲覧できるよう公開した、ブック&カフェスペースです。ブルース・ウェーバーなどの写真集や、アンディ・ウォーホルなどのアートブック、歌舞伎や陶芸、浮世絵などの日本文化、そして70年代、80年代のVOGUEやELLEなどのファッション雑誌や、映画本、料理本などなど、今では手に入らない初版本、絶版本もたくさんあります。利用料は一人500円で、コーヒーまたは紅茶を飲むことができます。


このスペースは元書店員の方々によって管理されています。蔵書の数とそのラインナップにも目を見張りますが、青山ブックセンター六本木店やランダムウォーク六本木店にいらしたIさんによって作られた書棚がとても美しく、すてきな雰囲気のお店です。地下にはイベントスペースもあり、今後は映画や書物関連のイベントを開催していく予定とのこと。美味しいコーヒーを飲みながら、静かに本を読んだり映画を見たりできる場所です。原宿にお越しの方はぜひ訪ねてみてください。


蔵書はデザイン関係のものが多いようですが、元青山ブックセンター本店店長のKさんの個人蔵書より、貴重な映画本やパンフレットも揃っています。また映画のDVDもあり、ソファに座りながら映画を楽しむこともできます。実はこのKさん、青山ブックセンター本店で長らく映画本を担当し、2002年頃から青山ブックセンターで開催されていた、蓮實重彦さんによる連続講義「蓮實重彦とことん語る」を企画されていた方でもあります。他にも、万田邦敏監督の『UNLOVED』が公開された際に、同作品の上映と万田監督×黒沢清監督のトークを行っています。


ふとしたご縁でKさんがこのBibliothequeにいらっしゃると聞き、先日お店に伺ってきました。お会いするのは初めてでしたが、万田さんの批評集のことや、映画のことなどをおしゃべりしながら、港の人関連でも何かイベントをやりましょう!と盛り上がってしまいました。すでに映画関連のイベントを企画されているようなので、今後の展開を楽しみにしたいと思います。



Bibliotheque(ビブリオテック
OPEN 火曜〜土曜(12時〜21時)
〒151-0051
渋谷区千駄ヶ谷3-54-2
R山手線原宿駅竹下口、東京メトロ副都心線北参道駅2番出口から徒歩7分
http://www.superedition.co.jp/

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