岡村淳『忘れられない日本人移民』刊行記念トークイベントのお知らせ




5月はいろいろとイベントが続きます。4月に刊行する記録映像作家、岡村淳さんの著書『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』(4月22日発売予定)の刊行を記念して、5月10日(金)、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にて、著者の岡村さんと、ブラジル移民文化研究に詳しい細川周平さんのトークイベントを開催します。


忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』は、ブラジル在住の記録映像作家・岡村淳さんが、ビデオカメラの替わりに筆をとり、執筆した初めての著書。ブラジルで逞しく、情熱的に生きる6人の日本人移民の人生をゆるみのない確かな筆致で描き、日本ではあまり知られることのない、移民社会の日本人の姿、人生を活写し、感動的な記録文学に仕上げました。解説は、岡村さんと親交が深い作家の星野智幸さんです。




岡村淳『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』(港の人)
刊行記念トークイベント


ブラジルという異郷を生きる!


岡村淳さん × 細川周平さん


日時:2013年5月10日(金)18:30〜



1908年の笠戸丸移民からすでに1世紀以上の歴史をもつ、ブラジルへの日本人移民の歴史。
在ブラジルの記録映像作家で、知られざる日本人移民の人生を描ききった記録文学『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』を刊行する岡村淳さん。
そして、岡村さんの友人の音楽学者であり、近年は大著『日系ブラジル移民文学』1・2(みすず書房)などで移民文化研究に挑む細川周平さん。
お二人が、ブラジルという異郷の地で「百年の孤独」を生きぬいた日本人移民との忘れがたい出会いを存分に語りあいます。


*20時終演予定。トーク終了後、両氏サイン会あり。


◆講師紹介◆


岡村淳(おかむら・じゅん)
記録映像作家。1958年東京生まれ。早稲田大学にて考古学を学んだ後、1982年日本映像記録センター入社。「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」の番組ディレクターを担当し、おもに中南米を取材。1987年、フリーランスとなりブラジルに移住。1997年から自主制作のドキュメンタリー作りを始める。ブラジルの日本人移民、そして社会・環境問題などをテーマとした映像作品の制作を継続中。代表作に「郷愁は夢のなかで」「ブラジルの土に生きて」「リオ フクシマ」など。


細川周平(ほそかわ・しゅうへい)
国際日本文化研究センター教授。1955年大阪生まれ。東京芸術大学大学院音楽学研究科博士後期課程修了。専門分野は近代日本の音楽史、日系ブラジル移民文化。主な著書に『レコードの美学』(勁草書房)、『シネマ屋、ブラジルを行く 日系移民の郷愁とアイデンティティ』(新潮社)、『遠きにありてつくるもの 日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房、第60回読売文学賞〈研究・翻訳賞〉受賞)など。


■会場 MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 7階喫茶コーナー
■定員 40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
■入場料 1000円 (1ドリンク付)
■受付 7Fカウンター、もしくは電話
お問い合わせ先:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 電話:03-5456-2111
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-MJshibuya.html