新刊『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』(岡村淳)





新刊のお知らせです。ブラジル在住の記録映像作家・岡村淳さんの著書『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』を刊行しました。装丁を手がけたのは西田優子さん。


本書は、ブラジルで独自のドキュメンタリー作品の制作・上映活動を展開している岡村淳さんが、これまでに出会った6人の日本人移民の人生を描いた記録文学です。土地なし農民運動のリーダー、広島で被爆し、在外被爆者問題で奔走した男性、70歳を過ぎて陶芸に打ち込んだ女性陶芸家など、ブラジルで逞しく、情熱的に生きる人々との対話から、その人生を描写します。


日本ではあまり知られることのない、ブラジル移民社会の問題や実態をとらえたノンフィクション。一方で、岡村さんが映像の仕事をするようになった経緯や、会社勤めを辞めブラジルへ渡ったきっかけ、そしてどのようにして様々な作品を手がけてきたのかなど、ひとりの映像作家の人生を記した青春の書でもあります。


また巻末には、長年著者と親交を深めている作家・星野智幸氏による寄稿「七人の移民」も収録しています。岡村さんの仕事とその人生を紹介した、とても感動的な文章です。


今週末には書店に並んでいるかと思います。ぜひ手にとってご覧下さい。


本書の刊行を記念して、5月10日(金)にはMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にてトークイベント「ブラジルという異郷を生きる!」を開催します。また今月は、都内の様々な場所で岡村さんの作品上映が行われます。詳細は公式ウェブサイト「岡村淳のオフレコ日記」にてご覧ください。



忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅
[著者]岡村 淳
[造本]四六判型/ソフトカバー/本文232頁
[定価]1,800円(本体価格・税別)
ISBN978-4-89629-260-2 C0023
http://www.minatonohito.jp/products/137_01.html