新刊/堂園昌彦歌集『やがて秋茄子へと到る』が出来上がりました!



22日、23日に無事に終了したかまくらブックフェスタの準備に追われ、こちらでの告知が遅れてしまいましたが、9月の新刊が続々と出来上がってきました。まずはその一冊目、『やがて秋茄子へと到る』をご紹介します。


やがて秋茄子へと到る』は、1983年生まれの新鋭歌人、堂園昌彦さんの第一歌集。堂園さんが19歳から29歳までの間に歌った195首が、1頁1首の形式で構成されています。装幀は関宙明(ミスター・ユニバース)さん。本文は金属活字活版印刷です。活版印刷による本文や、フランス装によるブックデザインなど、持った瞬間手に馴染むような、美しい本に仕上がっています。


ちょっと変わった書名をはじめ、「暴力的な世界における春の煮豆」「愛しい人たちよ、それぞれの町に集まり、本を交換しながら暮らしてください」など、それぞれの章タイトルもふしぎな雰囲気を漂わせています。何度も何度も声に出してつぶやきたくなるような歌ばかりです。


また、歌人の石川美南さん、内山晶太さん、今橋愛さん、藪内亮輔さんからも推薦のことばをいただいています(こちらに掲載されています)。

美しく、せつない、不思議な余韻が響く青春歌集。短歌に馴染みのない方にも、ぜひ読んでほしいおすすめの一冊です。




やがて秋茄子へと到る
著者:堂園昌彦
造本:A5判/フランス装/本文230頁/*本文=金属活字活版印刷
定価:2,200円(本体価格・税別)
ISBN978-4-89629-263-3 C0092
http://www.minatonohito.jp/products/143_01.html