『やがて秋茄子へと到る』が「ピクベス2014」の第1位に輝きました!



*「ピクベス2014」フェアの様子。



*『胞子文学名作選』も「ピクベス2014」第15位。



*隣には「キノベス!2014」フェアが展開されています。



*「キノベス!2014」では『胞子文学名作選』が第25位にランクイン。



昨年秋に刊行した、堂園昌彦さんの歌集『やがて秋茄子へと到る』は、刊行直後から大きな反響があった歌集です。なかでも、紀伊國屋書店新宿本店さんには、刊行直後から大々的に展開していただき、「うちのお店でも、歌集でこんなに売れた本は久々です」と言われるほどでした。これも、本書を猛烈にプッシュしてくれた書店員さんのおかげなのですが、なんとこの紀伊國屋書店新宿本店さんから、またまた驚くほど嬉しいニュースが飛び込んできました。なんと、紀伊國屋書店ピクウィック・クラブが2013年に読んで心をつかまれた本20冊を選ぶ「ピクベス2014」の第1位に、『やがて秋茄子へと到る』が選ばれたのです。


そもそも、紀伊國屋書店では毎年、紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!」を発表しています。「キノベス!」10位までに入賞した書籍は、全国の紀伊國屋書店で受賞コメントとともにフェアとして紹介されます。一方「ピクベス」とは、紀伊國屋書店新宿本店スタッフ有志によって結成した文学愛好サークル「ピクウィック・クラブ」が主催するランキングです。ホームページによると、「紀伊國屋書店スタッフ総力を駆使して選んだ「キノベス」に勝手に対抗意識を燃やしつつスタートした」というこの「ピクベス」は、今年で4回目の開催だそうです。


毎年、「ピクベス」のランキングには外国文学作品が多数ランクインしていたり、ふつうの書店ランキングとはまったく違う個性的な本が並んでいるのですが、まさか港の人の本が、それも歌集が第1位になるとは予想だにしませんでした。ですから受賞のお知らせを聞いたときは、嬉しいよりも先にびっくりしてしまいました。


現在、紀伊國屋書店新宿本店2階では「キノベス!2014」と並んで「ピクベス2014」フェアが開催されています。堂園昌彦さんの受賞コメント(こちらでも読むことができます)とともに、『やがて秋茄子へと到る』がドドーンと展開されています。もちろん他の受賞作もおもしろそうなものばかりですので、みなさまぜひ期間中に訪ねてみてください。


また、この「ピクベス」「キノベス」の両方に『胞子文学名作選』が入賞したのも、本当に嬉しい驚きでした。「ピクベス」では15位、「キノベス」では25位、どちらのフェア台でも『胞子文学名作選』が静かに光を放っていました。



「ピクベス2014」フェア
場  所|紀伊國屋書店新宿本店2F 棚番号C2
会  期|2014年2月10日(月)〜3月17日(月)
お問合せ|紀伊國屋書店新宿本店2F直通 03-3354-5702
http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20140210100100.html


キノベス!2014のサイトはこちら