港の人ショーケース at FALL

西荻窪の「FALL」は、選び抜かれた雑貨類が並ぶお店。店内では1週間ごとにさまざまなジャンルの作家の個展も開かれ、訪れるたびに発見のある空間です。4月には、港の人の『胞子文学名作選』の原画展を開いていただき、ライブペイントも含めとびきり楽しい時間を過ごさせていただきましが、その後、1カ月ほど前にお店は裏通りの路地からメインストリートに移転、さらにグレードアップしました。
そんな「FALL」店内で、港の人の本をご紹介する機会をいただきました。約1カ月間にわたって、本棚まるごとひとつぶん、本を並べています。
書店でもなく、イベントでもない、落ち着いた時間と空間のなかで、本という紙のプロダクトを手にとって、活字という刻印を目に映じていただき、いつもとは違った、本との特別な出会いが実現すればいいなという願いをこめて、詩集を中心にセレクトしました。ほとんどが少部数のものばかりですので、ふだんは目にすることの少ない、いろいろな書物の姿に触れていただけるのではないかと思います。若き日の谷川俊太郎の詩集の復刊本『愛について』をはじめ、今は販売することのできないタイトルも展示しています。
また、今回の展示に合わせて、詩集だけを紹介する手作り小冊子を制作し、会場で配布しています。「詩集って、なんかいいな」と思っていただけたら嬉しいです。
会期は今月28日までです。こんどの週末は、西荻の名物イベント「チャサンポー」、そして一箱古本市もおこなわれるようです。ぜひ一度、西荻窪へ足をお運びください。



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