ひと月限りの「ぽえむ・ぱろうる」

7月20日をもって閉店するリブロ池袋本店で、詩の本の専門店「ぽえむ・ぱろうる」が復活。このニュースは、多くの人の胸にさまざまな感慨を呼び起こしたようです。6月1日にスタートし、大きな反響を呼んでいるこのスペースに、港の人の本も並べていただいています。
ファッションやレストラン、さまざまな「モノ」を売る大きなビルの一画に、詩の本を並べて売っているスペースがあった時代がかつてあったということ、そして、池袋駅から地下道を通って本の迷宮にたどり着くような体験をさせられた、この書店がなくなってしまうということに、時代の移り変わりを感じずにはいられない気にもなります。でも一方で、いったん店内に足を踏み入れれば、本は本として、詩は詩として、びくともしない顔してそこにいるような感覚も覚えます。
谷川俊太郎田村隆一大岡信のポートレイトと直筆原稿、色紙、現代詩手帖バックナンバー、ミニコミ誌の数々……そして、石神井書林さんの出品している、年月を経た伝説の詩集たち。「詩」というこの大きな固まりの一部に港の人が加えていただいていることの喜びと、もっともっと頑張ろうという励ましを頂いています。
残りあと1カ月を切りました。28日にはイベントも予定されているようです。ぜひ一度リブロ池袋本店「ぽえむ・ぱろうる」へ。

詳細は「リブロ池袋本店」ブログでご確認ください。→