amazonでの『樹上の猫』の取り扱いについて


本のオンラインショップとして有名なamazonでは、最近「なか見!検索」というサービスがよく利用されています。


これは、amazonの紹介ページに本の情報を載せる際、表紙の画像だけではなく、目次ページや本文なども画像として掲載し、読者の方に本の中身を見てもらおうというサービスです。〈港の人〉でもこのサービスを利用しており、『雪の宿り 神西清小説セレクション』『光が射してくる』『すべては映画のために!』などが対象商品となっています。そして、昨日あたりから北村太郎のエッセイ集『樹上の猫』も「なか見!検索」で閲覧できるようになりました。


『樹上の猫』は、戦後詩人グループ「荒地」派の詩人・北村太郎による、珠玉散文集です。全集未収録のエッセイや小説が多数収められているほか、北村太郎本人が代表作「墓地の人」を朗読するCD付きという、貴重な本です。都内の大型書店などでは置いている所もありますが、なにぶん98年に限定発売された本なので、地方の書店などでは見つけづらいかもしれません。どんな本か見てみたいけれど書店にない、という方は、ぜひamazonの「なか見!検索」サービスを利用してみてください。目次のほか、「東京市浅草区柴崎町一丁目十番地一号」「大勝館」というふたつのエッセイを読むことができますので、本の雰囲気がわかっていただけると思います。


ただし、残念ながらamazonでは現在『樹上の猫』は「在庫無し」の状態になっているようです。実はこの「在庫無し」表示について誤解をしている人も多いのですが、これはあくまでもamazonでの在庫がない、ということで、決して出版社に在庫がなかったり絶版になっているわけではありません。〈港の人〉からの直販はもちろんのこと、お近くの書店にて注文していただければ、すぐに発送いたします。


とても味わい深い文章が詰まった一冊です。ぜひご注文ください。
http://www.minatonohito.jp/products/001_01.html


樹上の猫

樹上の猫