CINEDRIVE 2010開催(万田邦敏監督特集)

大阪のPLANET+1シネ・ヌーヴォXという映画館にて、3月20日からインディペンデント映画祭「CINEDRIVE 2010」が開催されます。3週間にわたって全国から集められた様々なインディペンデント映画が上映される、意欲的な映画祭です。また映画祭内の特別企画として、4月3日から9日までの間、万田邦敏監督特集が行われます。


万田邦敏監督特集では、以前のアテネ・フランセ文化センターでの特集と同じく、8ミリ作品、映画美学校制作作品などを中心に上映されます。初日の3日には、万田監督もゲストとして登壇されるそうなので、関西にお住まいの方はぜひお越し下さい。


以前映画研究者の藤井仁子さんとお話しした際に伺ったのですが、かつて関西では、京都を中心として黒沢清さんや万田さんの8ミリ作品が頻繁に上映されていた時期があったようです(おそらく90年代初頭と思われます)。関西出身の藤井さんも、当時こうした8ミリ作品をずいぶんご覧になったそうですが、技術的に8ミリ映画の上映が難しくなってきたこともあり、いつからか、これらの作品がぱったり見られなくなってしまったしまった、とのことでした。アテネで万田さんの特集上映をした際、私も含め「初めてこれらの作品を見た」という方が多かったのですが、今回、こうして万田さんの8ミリ作品が一挙に上映されるのは、関西地区でも貴重な機会になるはずです。


また特集上映にお越しの方には、特典として港の人で制作したPR誌「港のひと」第7号をプレゼントしたいと思います。不定期で発行している「港のひと」ですが、今回は『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』の刊行記念特集です。安井豊(映画批評家)さんによる書き下ろしエッセイや、柳下毅一郎(映画評論家)さん、廣瀬純龍谷大学教員)さんらによる書評が収録されています。詳細は冊子ができあがり次第発表しますので、ぜひ楽しみにしていてください。





万田邦敏監督特集」CINEDRIVE 2010
http://www.planetplusone.com/cinetlive/2010/sakuhin/04.html