新刊『マダガスカルへ写真を撮りに行く』(堀内孝)が出来上がりました!



*堀内さんが魅せられたという「バオバブ街道」



*「火星の庭」でのトークイベント



*牧野伊三夫さんがマダガスカルで習得したデザート「バナナフランベ」





このたび、新刊『マダガスカルへ写真を撮りに行く』(堀内孝、四月と十月文庫4)が出来上がりました。アフリカのインド洋に浮かぶマダガスカル島に惚れ込んだ情熱の写真家、堀内孝。彼がマダガスカルの人々の暮らしと風土、バオバブの木等の自然について貴重な写真と文章で余すところなく語った一冊。装幀は牧野伊三夫さん。堀内さんのマダガスカルの写真のほかに、牧野さんの挿絵も多数収録されています。


仙台のブックカフェ「火星の庭」で3日(日)に行われた本書の刊行イベントでは、マダガスカルの貴重な写真をスライドで見せながら、堀内さんにマダガスカルの暮らしや自然、民族、食のことなどを話していただきました。途中、カセットテープに録音されたマダガスカルの音楽をかけたり、聞き手をつとめた牧野伊三夫さんお手製のバナナフランベをみんなで食べたりと、とても楽しい夜になりました。


堀内孝さんがマダガスカルへ初めて訪れたのは1990年4月、27歳の頃。神保町の古本屋で見つけた『ナショナル・ジオグラフィック』1987年2月号のマダガスカル特集に掲載された「夕日を受けた巨大なバオバブの間を牛車がゆっくりと通り過ぎて行く写真」が頭から離れなくなり、当時勤めていた写真通信社を辞め、小さなデイパックひとつでマダガスカルへと出発したそうです。ほとんど知識も情報もないままときには過酷な場所へと旅し、一度はマラリアで生死を彷徨いながらも、堀内さんは現在まで20数年この地に通い続けています。


本書には、マダガスカルという未知の場所に魅せられたひとりの写真家の20数年の軌跡が収められています。まだまだ知られていないマダガスカルという土地の魅力がたっぷりと詰まった本です。書店にもそろそろ並び始めているかと思います。ぜひ店頭でご覧ください。



四月と十月文庫 4マダガスカルへ写真を撮りに行く』
著者 堀内孝
造本 B6判変型ソフトカバー/カラー写真2頁+168頁
定価 1,200円(本体価格・税別)
ISBN978-4-89629-246-6 C0395
http://www.minatonohito.jp/products/125_01.html