『装幀のなかの絵』書評とトークイベントのお知らせ


今日は朝から雪が降り、寒い一日となりました。一日都内の書店をまわってきましたが、さすがに寒さのせいか、書店のなかはもちろん、外にいる人たちもいつもより少なかったような気がします。


さて、有山達也『装幀のなかの絵』(四月と十月文庫3)の書評掲載のお知らせです。「本の雑誌」2月号の巻頭ページ「今月の一冊」で『装幀のなかの絵』が紹介されました。雑誌をめくってすぐに、牧野伊三夫さんによる有山さんの肖像画が目に飛び込んできます。

大上段に装丁とはなんぞや、というデザイン論を振りかざしたりするわけではないが、ひとつひとつのエピソードから、本に関わる様々な人たちの仕事にこめた熱い思いが伝わってくるのである。


本の雑誌」2012年2月号より


本の雑誌」2月号の特集は「百歳までの新読書術!」。「どうすれば百歳まで本を愉しめるのか」というテーマのもと、おもしろい記事がたくさん掲載されていますが、個人的に一番興味を引かれたのが、「老眼に読みやすい文庫調査」。単に文字が大きければいいわけではなく、行間や文字の種類などをもとに、各社の文庫本の読みやすさを比較しています。実際のページ見本も載っているので、それぞれのコメントに「なるほどなぁ」と納得しながら、楽しく読みました。



続いてトークイベントのお知らせです。1月30日(月)、福岡のブックスキューブリック箱崎店2階のカフェ&ギャラリー・キューブリックにて、有山達也さんのトークショーを行います。ゲストに画家の牧野伊三夫さんも登場し、創作の秘密やデザインにかける想いなどを語ってもらいます。


福岡のブックスキューブリックは、こだわりのある町の本屋さんと福岡でも人気の本屋さん。2001年にけやき通り店が、2008年に箱崎店がオープンし、2006年から毎年開催されている福岡の本のお祭り「BOOKUOKA(ブックオカ)」にも参加されています。残念ながら私はまだ訪れたことがありませんが、いつか訪ねてみたい本屋さんのひとつです。


お近くにお住まいの方は、ぜひ30日のトークショウにご参加ください。



「装幀のなかの絵」発売記念・有山達也トークショー
日時:2012年1月30日(月)午後7時スタート
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
    (福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F)
参加費:1500円(要予約)
*ゲスト:牧野伊三夫
予約・問合せ:ブックスキューブリック箱崎店 TEL092-645-0630 hakozaki@bookskubrick.jp
http://www.bookskubrick.jp/about-bk/topics/20111222-1648.html