2009-01-01から1年間の記事一覧

「山形新聞」

ずいぶんと更新が滞ってしまいました。6月、7月と新刊が続きましたが、夏休みを前に、書籍の刊行は一段落といったところです。ちなみに、9月には、『近代日本教育関係法令体系』という、全1000ページ以上を超える大著の刊行を予定しています。 先日刊行した…

『ことしのなつやすみ』について

片岡直子さんの『ことしのなつやすみ』の装幀を手掛けているデザイナーの関宙明さんが、次のような感想を書いてくれました。http://www.mr-universe.jp/site/mt32/2009/07/post_797.html#more 関さんが書かれているように、「さわやかさ」というのは、この本…

『大鴉』紹介記事

「週刊文春」7月9日号の【新刊推薦文】のコーナーで加島祥造セレクション3『ポー訳詩集 大鴉』が紹介されました。 また、現在発売中の「ミステリマガジン」では、ポー特集が組まれています。 ポー生誕200年を記念して組まれた、特集「幻想と怪奇―ポー生誕20…

新刊/ことしのなつやすみ

7月の新刊『ことしのなつやすみ』(片岡直子著)が刊行されました。 本書は、『産後思春期症候群』(書肆山田)で第46回H氏賞を受賞した、詩人の片岡直子さんによるエッセイ集第2弾です。 片岡直子さんは、“家庭外恋愛”を描いた処女詩集で衝撃劇なデビュー…

加島祥造展「伊那谷からバリへ」

6月8日から6月27日まで、Gallery Bar Kajima(ギャラリーバーカジマ)にて、加島祥造展「伊那谷からバリへ」が開催されています。 先日紹介したように、現在発売中の季刊「銀花」でも、「受け容れる心・加島祥造と生命のエナジー」という特集が組まれていま…

新刊/加島祥造セレクション3『大鴉』

2007年から刊行が始まった「加島祥造セレクション」全3巻が、このたび完結しました。詩人の加島祥造さんによるこの訳詩集シリーズは、第1巻がアイルランドの詩人イエーツの訳詩集『最後のロマン主義者』、第2巻は自作の詩と秋を詠んだ訳詩を集めた『秋の…

新刊/釈迢空『古代感愛集』注釈 全

新刊「釈迢空『古代感愛集』注釈 全」ができあがりました。著者は、『雪の宿り』の編纂もつとめた石内徹さんです。 本書は、釈迢空の第一詩集『古代感愛集』全詩篇を注釈・解説した書です。釈迢空とは、民俗学者、国文学者、歌人、詩人として活躍した折口信…

『夏時間の庭』オリヴィエ・アサイヤス

先々週から公開中の『夏時間の庭』(オリヴィエ・アサイヤス監督)という映画が、まわりでとても評判がよく、さっそく銀座テアトルへ見にいってきました。この映画は、パリ郊外にある一軒家を舞台にした、ある家族の物語です。 名画家の叔父ポールの遺品とそ…

「銀花」での加島祥造特集

今月発売の「季刊 銀花」で、加島祥造特集が組まれています。加島さんの詩や画が多数掲載され、その世界観を堪能できる内容です。http://books.bunka.ac.jp/np/book_mokuji.do?goods_id=5226 港の人でも、来月、「加島祥造セレクション」シリーズの三冊目が…

『ブラジルから遠く離れて』のamazonでの取り扱いについて

amazonで『ブラジルから遠く離れて 1935-2000』の取扱いが始まりました。一時的に「在庫なし」となっていますが、「なか見!検索」にて、本の内容を閲覧することができます。 本書は、本の帯にだけ日本語の書名が記され、帯をとった表紙カバーにはポルトガル…

日曜美術館

先日の日記でも書いたパナソニック電工汐留ミュージアムでのヴォーリズ展開催に合わせて、メディアでヴォーリズが紹介される機会が続いています。まずは、5月24日のNHK教育テレビ「日曜美術館」で、ヴォーリズが取り上げられます。 建築家の隈研吾さんが出演…

『鎌倉広町の森はかくて守られた』書評

「インターネット新聞JanJan」にて、『鎌倉広町の森はかくて守られた』の書評が掲載されています。「JanJan」は、「市民の、市民による、市民のためのメディア」ということで、プロのジャーナリストだけではなく、市民記者による記事を掲載するインターネッ…

評伝を読むおもしろさ

近頃、書店をのぞくと『人を惚れさせる男 吉行淳之介伝』(佐藤嘉尚)という本をよく目にします。新潮社から4月に刊行されたこの書籍は、吉行淳之介の本格的な評伝としては初の試みとなるそうです。 評伝や伝記を読むと、その人の生涯や周りにいた人たちと…

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展

パナソニック電工汐留ミュージアムにて、4月4日から6月21日まで、「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 恵みの居場所をつくる」展が開催されています。この展覧会では、弊社の刊行物『ヴォーリズ評伝 日本で隣人愛を実践したアメリカ人』も販売しています。 ウ…

ビーケーワン

『ブラジルから遠く離れて』は、オンライン書店ビーケーワンでも扱っています。ただし、注文の際には直接弊社まで、あるいはサウダージブックスさんに問い合わせていただくと、一番早いかと思います。 ビーケーワンでは読者による書評の投稿を行っていますが…

葉山芸術祭

鎌倉からは少し離れていますが、葉山では4月25日から5月17日まで、葉山芸術祭が開催されています。葉山芸術祭 http://www.hayama-artfes.net/ 先日の記事で紹介した『ブラジルから遠く離れて 1935-2000』の編者であり制作者のサウダージ・ブックスさんも、葉…

新刊『ブラジルから遠く離れて 1935-2000』

新刊の紹介です。人類学者の今福龍太さんと、三浦半島の秋谷でブックサロンを主催するサウダージ・ブックスの共編著となる『ブラジルから遠く離れて 1935-2000 クロード・レヴィ=ストロースのかたわらで』が刊行されました。 本書は、20世紀最大の人類学者…

図書新聞

「図書新聞」(4月18日号)の特集「辞書・事典特集 わが社のこの〈一冊〉」で、『トーキング・ボディ 英語からだ表現辞典』についての記事が掲載されています。 この特集は、さまざまな辞書・事典について、その出版社の編集者たちが紹介をしていくというも…

書評情報

久しぶりの更新になってしまいましたが、既刊本の書評記事が続いています。 まずは『賢治童話を読む』の書評が「キリスト新聞」と「月刊国語教育」に掲載されました。 http://www.minatonohito.jp/products/082_01.html また、9日(木)の「読売新聞」に『…

『神西清文藝譜』

先日刊行した「港のひと」6号には、堀江敏幸さんによる『雪の宿り 神西清小説セレクション』の書評や、編者・石内徹さんによる、神西清についてのエッセイが掲載されていますが、『雪の宿り』の刊行によって、徐々にではありますが、神西清の小説家としての…

「港のひと」6号

弊社のPR誌「港のひと」6号ができあがりました。 目次内容は以下のとおりです。 エッセイ 虚子と鎌倉/本井英 翻訳家、映画批評家としての北村太郎/高崎俊夫 文献日本語学/今野真二 書評 『雪の宿り 神西清小説セレクション』/堀江敏幸 紹介 神西清の小…

書評と『鎌倉広町の森はかくて守られた』について

『賢治童話を読む』の書評が「週刊読書人」に掲載されました。http://www.minatonohito.jp/products/082_01.html 『鎌倉広町の森はかくて守られた』の書評も、「図書新聞」に紹介されました。また、3月8日の「神奈川新聞」では「かながわの本」というコーナ…

季刊「銀花」

季刊「銀花」の最新号(第157号/2009年春)に、『トーキング・ボディ 英語からだ表現辞典』の書評が掲載されました。 季刊「銀花」は 〈性別、年齢にこだわることなく、暮らしの中の美を求め、味わい深い人生に誘う趣味の雑誌〉です。美術・工芸などを中心…

オンラインショップでの書評について

昔は本の書評といえば、新聞、雑誌に限られていましたが、最近ではネットでの書評や紹介記事などが、本の購買率に大きな影響を与えているようです。ブログやmixiでの紹介はもちろんですが、今はamazonやBK1(ビーケーワン)など、本のオンラインショップでの…

読者との思わぬ出会い

編集者の方などとお会いすると、まずはお互いの会社や個人で手掛けた本について言葉をかわすのが、自己紹介がわりの挨拶となります。その際、こちらが「こんな本を出しています」と言う前に、先方から「港の人ではこんな本を出されてますね」と言われると、…

書評

既刊本の書評掲載が続いています。 まずは『鎌倉広町の森はかくて守られた』が「日経新聞」(2月15日)で紹介されました。http://www.minatonohito.jp/products/081_01.html また、『雪の宿り』の書評が「図書新聞」(2月21日号)に掲載されました。評者であ…

書評/賢治童話を読む

港の人児童文化研究叢書3『賢治童話を読む』の書評が「岩手日報」(2月7日)に掲載されました。 http://www.minatonohito.jp/products/082s_01.html 「郷土の本棚」というコーナーで紹介されており、短い文章のなかで、本書のもつテーマをしっかりと捉えて…

「かまくら春秋」と『秋の光』

すでに発売中の「かまくら春秋」(かまくら春秋社)2月号に、加島祥造さんによるエッセイが掲載されています。これは、毎回様々な方が執筆を担当するリレーエッセイ「こころにひかる物語」という連載で、155回目にあたる今回は、加島祥造さんにバトンが渡さ…

書評

書評情報です。 港の人児童文化研究叢書3『賢治童話を読む』が、山梨日日新聞(09年1月30日)で紹介されました。著者の関口安義さんへの取材をもとに、丁寧に本書を紹介してくれています。地方新聞のため、なかなか読む機会がないかと思いますが、弊社のHPに…

週刊ブックレビュー

NHK-BS2で毎週土曜に放送中の「週刊ブックレビュー」にて、書評家の岡崎武志さんが『雪の宿り』を紹介してくださいました。 (http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html) その反響か、amazonではこの土日で在庫切れとなってしまったようです。TVの影…