日記

2011年 仕事始め

お正月休みも終わり、港の人では今日から仕事始めです。昨年はたくさんの方々にお世話になりました。今年も何とぞよろしくお願いします。 さて、新年早々うれしいお知らせです。発売されたばかりの「ダ・ヴィンチ」2月号で『きのこ文学名作選』が、「短歌」1…

2010年もお世話になりました。

【港の人 2010年刊行書籍】 『W. D. スノッドグラス詩集』(W. D. スノッドグラス著/新倉俊一、西原克政訳) 『アメリカのライト・ヴァース』(西原克政著) 『自然の中に、人との出会いに』(塚本智子著) 『曠野と演劇』(上田美佐子著) 『近代日本方言…

トークイベント「きのこが好き。本が好き。」無事終了しました。

これまでこちらの日記やTwitterなどで宣伝してきた、古書信天翁でのトークイベント「きのこが好き。本が好き。」(4日)は、このたび無事終了しました。当日はほぼ定員に近い人数が集まり、盛況のうちに幕を閉じることができました。ご出演いただいた飯沢耕…

一箱古本市と新刊書籍のご紹介

*岡崎京子さんによる挿絵(夏目雅子) 10月も半ばとなりました。先週末の3連休は、私は谷根千での一箱古本市や、横浜でのラテン・ビート映画祭に行ったりなどして過ごしました。一箱古本市はあいにくの雨でしたが、どのブースもずいぶんにぎわっていたよう…

連続映画講座「キューバの作家たちと映画」第1回〈G・カブレラ=インファンテと映画『P.M.』〉その2

*今福さん制作の資料より。 いつの間にか1週間以上もたってしまいましたが、前回の日記に引き続き、20日に行われた「キューバの作家たちと映画」第1回の内容について、少し補足をしておきます。 まずは当日の流れについて。参考上映の後、G・カブレラ=イ…

連続映画講座「キューバの作家たちと映画」第1回〈G・カブレラ=インファンテと映画『P.M.』〉その1

*サウダージ・ブックス入口(この写真は以前撮影したものです)。 *サウダージ・ブックスのデッキから。 *当日の様子。 先週月曜日(9月20日)葉山のブックサロン、サウダージ・ブックスにて、連続映画講座「キューバの作家たちと映画」第1回〈G・カブレ…

岡崎武志さんと『ドガ・ダンス・デッサン』

あいかわらず暑い日が続いています。港の人の夏休みは、13日から16日まで。月末には新刊の活版印刷による歌集の刊行が待っています。本の詳細はまた後日お知らせします。 さてずいぶん時間がたってしまいましたが、先月24日、雑司ヶ谷・鬼子母神通りの商店街…

WEBマガジン&通販サイト「エプスタインズ Epstein's」

このたび、WEBマガジン&通販サイト「エプスタインズ Epstein's」がOPENしました。運営者の方が気に入った商品であれば、本・CD・DVDなど、種類を問わず販売するという、ちょっと変わった通販サイトです。しかも、コラム・エッセイ・小説・動画等まで併設さ…

第1回港の人ポエトリー・リーディング「詩の時間をどうぞ」を終えて

*永澤康太さんの朗読 *古本ユニット「ricca」による詩集古本市 7月11日(日)、長谷にあるカフェ〈一花屋〉さんで、第1回港の人ポエトリー・リーディング「詩の時間をどうぞ」を開催しました。出演者は、若手詩人ユニット「氵(サンズイ)」の橘上さん、…

Twitter始めました。

今流行のTwitterですが、イベントの宣伝も兼ねて港の人も始めることになり、これを機に、ブログのデザインも少し変えてみました。 140字でその時その時の思いや情報をつぶやく、というTwitterは、知らない人とも情報が共有できたり、すぐに情報を発信できた…

日記

梅雨に突入し、今週はムシムシした日が続いています。いつも鎌倉駅から会社まで15分ほどかけて歩いて通っているのですが、それだけで全身が汗でじっとりとしてきて、会社につく頃にはすでにぐったりしてしまいます。なんだか本の紙もふやけてしまいそうな、…

「本の島」をめぐる対話vol.1 について

先週の日曜日(5月16日)は、青山ブックセンター本店で行われた、「本の島」をめぐる対話vol.1(管啓次郎×野崎歓×鄭暎惠)に行ってきました。昨年逝去された元青土社の編集者、津田新吾さんを追悼したブックフェア「本の島」をめぐって、津田さんと親交の深…

万田邦敏×樋口泰人(at シネマヴェーラ)

先週の土曜日(17日)は、15時から馬喰町ART+EATで今福龍太さんのトークイベント「書物変身譚vol.2」に行ってきました。スーザン・ソンタグとロラン・バルトの思考をもとに書物のあり方を考える、濃密な2時間半でした。なかでも「書物は壁である」というソ…

サウダージ・ブックスの座vol.3を終えて

20日(土)に行われた「サウダージ・ブックスの座vol.3 村野美優『草地の時間』刊行記念」は無事に終了しました。定員20名とのことでしたが、思った以上にたくさんの方に来ていただき、とても活気のあるトークとなりました。 第一部では、著者である村野美優…

「週刊ブックレビュー」で『ブラジルから遠く離れて』が紹介されました。

先日お伝えしたように、NHK-BS2「週刊ブックレビュー」で、『ブラジルから遠く離れて1935-2000』が紹介されました。推薦者は作家の佐川光晴さん。『ブラジルから遠く離れて』はレヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』の手引書としてつくられた本ですが、佐川さ…

羽鳥書店まつりと「菅啓次郎×佐川光晴」トークイベント

昨日は、本駒込の駒込大観音光源寺で行われた古本市「羽鳥書店まつり」に行ってきました。羽鳥書店の社長・羽鳥和芳さんの蔵書1万冊以上を大放出するという今回の古本市(詳細はこちら)。12月11日(木)〜14日(日)まで開催しているそうです。 「まつり」…

編集者・高崎俊夫さんのインタヴュー

知人から教えてもらい、「INTRO」という映画の情報サイトに、編集者の高崎俊夫さんのインタヴューが掲載されていることを知りました。高崎さんには、弊社のPR誌「港のひと」6号に北村太郎とドナルド・リチイについてのエッセイを寄稿していただいたり、11月…

「港の人」のこと

港の人のHPでは、「活版印刷詩集のご案内」のお知らせを掲載するとともに、新しく「会社案内」の欄を設けました。「港の人」というおよそ出版社らしからぬ名前のせいか、「どんな会社なんですか?」と不思議そうに聞かれることがよくあります。そこで、改め…

今福龍太さんによるレヴィ=ストロース

情報として載せるには少し遅くなってしまいましたが、『ブラジルから遠く離れて』の著者・今福龍太さんによるレヴィ=ストロースについてのエッセイが、現在発売中の『現代思想』1月号と『すばる』2月号にそれぞれ掲載されています。 『現代思想』「レヴィ=…

サウダージ・ブックス

昨日は、『ブラジルから遠く離れて』の著者である今福龍太さんと淺野卓夫さんに会いに、葉山のSaudade Booksさんにおじゃましてきました。天気もよく、相変わらずいい景色です。そして暖かいお茶とおいしい栗をごちそうになってからデッキに出てみると、きれ…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。港の人は本日(1月5日)より仕事始めとなります。 昨年は、たくさんの著者、読者の方に支えられて計16冊の書籍を刊行することができました。また、10年がかりで作り上げた『近代日本教育関係法令体系』(米田俊彦編著)の刊…

仕事納め

今日は、注文書籍の発送や年明けの予定の確認、それから大掃除と、慌ただしい一日でした。港の人は、本日28日で仕事納めとなります。この一年、たくさんの人にお世話になりながら本を作り続けることができました。本当にありがとうございました。 2008年の12…

追悼クロード・レヴィ=ストロース

先日、フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロース氏の訃報が伝えられました。2009年10月31日にお亡くなりになりました(享年100歳)。 この訃報をうけて、『ブラジルから遠く離れて1935-2000 クロード・レヴィ=ストロースのかたわらで』を制作された…

読者との思わぬ出会い

編集者の方などとお会いすると、まずはお互いの会社や個人で手掛けた本について言葉をかわすのが、自己紹介がわりの挨拶となります。その際、こちらが「こんな本を出しています」と言う前に、先方から「港の人ではこんな本を出されてますね」と言われると、…

イエーツのこと

私がイエーツをきちんと読もうと思ったのは、ある一冊の本との出合いがきっかけでした。それは、『イェイツの詩を読む』という本です。この本は、詩人の金子光晴さんと英文学者の尾島庄太郎さんがそれぞれ訳したイエーツの詩と、各詩についてのふたりの対談…

荒川洋治さん

正月休みの間に書店をのぞいてみると、詩人の荒川洋治さんの最新エッセイ集『読むので思う』(幻戯書房)を見つけました。「あ、新刊が出ているのだな」と思って奥付を見てみると、発行日は11月11日。1ヵ月以上も気付かなかったことに少し驚きながら、本を…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。昨年はたくさんの方々にお世話になりました。 2009年の〈港の人〉の出版活動は、『トーキング・ボディ 英語からだ表現辞典』の刊行から始まる予定です。年末に本ができあがりほっとしていましたが、書店への営業、マスコミ…

2008年を振り返って

2008年も残すところあとわずかとなりました。〈港の人〉も、今日から正月休みに入りました。 今年一年の〈港の人〉の出版活動を振り返ってみると、たくさんの書籍のなかでもやはり『雪の宿り 神西清小説セレクション』の出版が大きな出来事でした。 『雪の宿…

読書への手引き書

そろそろ年末の時期に差しかかっています。休みの間にゆっくり読書でもしようと、書店で本を物色している人も多いのではないでしょうか。私の場合、どんな本がいいかと探している際に目につくのは、いわゆる「書評本」など、読書への手引きとなる書籍です。…

牧野伊三夫さん

本日は、原宿にあるHB Galleryで行われている、牧野伊三夫さんの展覧会「画草」を見に行ってきました。ドローイングや版画など、とてもすてきな作品ばかりでした。 また、会場には牧野さんが絵を手掛けた雑誌や本がたくさん置いているのですが、なかでも私が…