刊行書籍

『やがて秋茄子へと到る』第2刷が出来上がりました!

このたび、堂園昌彦歌集『やがて秋茄子へと到る』の第2刷が出来上がりました。発売からまだ1か月も経っていませんが、おかげさまでご好評いただき無事増刷の運びとなりました。 書店様からのご注文分も順次出荷いたします。引き続きご注文をお待ちしており…

『胞子文学名作選』(田中美穂編)の内容について

今日は、昨日そのブックデザインをお見せした『胞子文学名作選』の内容について、少しだけご紹介します。まずは収録作品(目次)のご紹介です。小説や詩のほか、俳句や短歌まで、古いものから新しいものまで20作品が集められています。 「胞子文学」という聞…

新刊『胞子文学名作選』(田中美穂編)が出来上がりました!

すっかりお知らせが遅くなりました(おまけに「制作過程」もその1で終わってしまいました……)が、このたび、新刊『胞子文学名作選』(田中美穂編)が出来上がりました! 本書は、3年前に刊行し話題となった『きのこ文学名作選』(飯沢耕太郎編)の姉妹編。…

新刊/堂園昌彦歌集『やがて秋茄子へと到る』が出来上がりました!

22日、23日に無事に終了したかまくらブックフェスタの準備に追われ、こちらでの告知が遅れてしまいましたが、9月の新刊が続々と出来上がってきました。まずはその一冊目、『やがて秋茄子へと到る』をご紹介します。 『やがて秋茄子へと到る』は、1983年生ま…

新刊/坂多瑩子詩集『ジャム 煮えよ』が出来上がりました。

9月の新刊2冊目。坂多瑩子さんの詩集『ジャム 煮えよ』が出来上がりました。坂多さんは、1945年広島県生まれ、現在は横浜に在住している詩人です。2003年に刊行した第一詩集『どんなねむりを』(夢人館)で第36回横浜詩人会賞を受賞されています。『ジャム…

『胞子文学名作選』制作過程その1

さて、完成まであと10日あまりとなった『胞子文学名作選』。本書は、2010年に刊行し話題となった『きのこ文学名作選』(3000部限定、現在品切中)の姉妹編ともいえる一冊。前回はきのこをテーマにした日本文学作品を集めたアンソロジーでしたが、『胞子文学…

新刊『『言海』と明治の日本語』が出来上がりました。

*目次ページ 新刊ラッシュの9月ですが、まずはその1冊目、日本語学者の今野真二さんの新刊『『言海』と明治の日本語』をご紹介します。本書は『文献日本語学』『漢語辞書論攷』『ボール評紙本と明治の日本語』に続く、港の人刊行の今野真二さんの著書4冊…

TBS「情熱大陸」にミロコマチコさん出演!

*絵本『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)と『ホロホロチョウのよる』(港の人) *丸善丸の内本店3階児童書フロアでフェア開催中 *『ホロホロチョウのよる』に収録したミロコさんの幼少期の絵などが展示されています 新刊の刊行記念イベントなどで…

新刊『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』(岡村淳)

新刊のお知らせです。ブラジル在住の記録映像作家・岡村淳さんの著書『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』を刊行しました。装丁を手がけたのは西田優子さん。 本書は、ブラジルで独自のドキュメンタリー作品の制作・上映活動を展開…

新刊『マダガスカルへ写真を撮りに行く』(堀内孝)が出来上がりました!

*堀内さんが魅せられたという「バオバブ街道」 *「火星の庭」でのトークイベント *牧野伊三夫さんがマダガスカルで習得したデザート「バナナフランベ」 このたび、新刊『マダガスカルへ写真を撮りに行く』(堀内孝、四月と十月文庫4)が出来上がりました…

新刊『国立国語研究所「日本大語誌」構想の記録』

*B5判、1016ページ、函入(別冊はA5判32ページ) *「主要文学作品目録」「主要雑誌目録」など、現代語用例採集のための文献目録。 *文献の分類法、用例の採集法などの手引き。 *当時のマスコミの反響。 ご案内が遅くなってしまいましたが、昨年末に刊行…

『はじまれ 犀の角問わず語り』が、丸善&ジュンク堂書店「驚きの出版賞」を受賞しました!」

昨年の12月に刊行した、姜信子『はじまれ 犀の角問わず語り』が、丸善&ジュンク堂書店の書店員さんによる「2012年書店員が選ぶこの1冊」「驚きの出版賞」を受賞しました! ジュンク堂書店福岡店の書店員さんが、手書きですてきなPOPを書いてくださいました…

北村太郎さんと冬のにおい

以前、北村太郎さんの『樹上の猫』から、「食べもの・飲みもの−−いいにおい」というエッセイを紹介しました(記事はこちら)。春のいいにおいとしてイチゴのショートケーキを挙げていましたが、では冬のいいにおいは何だったろう、とふと思い、この本を開い…

『死者との対話』(若松英輔著、トランスビュー)、『会うことは目で愛し合うこと、会わずにいることは魂で愛し合うこと。 神谷美恵子との日々』(野村一彦著、港の人)のこと。

先日、トランスビューから刊行された『死者との対話』(若松英輔著)という本のなかで、弊社の刊行書籍が紹介されました。今回は、この2冊の本をご紹介します。

新刊『ボール表紙本と明治の日本語』(今野真二 著)

このたび、新刊『ボール表紙本と明治の日本語』(今野真二 著)を刊行しました。本書は、明治期に刊行された特異な製本様式の本「ボール表紙本」に表われた、明治の日本語を観察した一冊。『文献日本語学』『漢語辞書論攷』に続く、気鋭の日本語学者、今野真…

新刊『生命倫理学と現代』(岡部一興 著)

9月の新刊『生命倫理学と現代』(岡部一興 著)のご紹介です。本書は、生命倫理学の視点から現代のわたしたちが直面しているさまざまな問題を取り上げ、その問題のあり方と解決のいとぐちを考えてゆく一冊。 「生命倫理学」とは、生命に関する倫理学的問題…

《叢書 児童文化の歴史》全3巻、ついに完結!

このたび、《叢書 児童文化の歴史》(全3巻)の第3巻『児童文化と子ども文化』(加藤理、鵜野祐介、遠藤純編)を刊行しました。 本叢書は、「児童文化」の誕生期ともいえる大正期から現代まで、各時代の児童文化を特徴づける重要文献を集め、解題とともに…

新刊『年月のあしあと(四)』(坂本育雄 著)

9月、10月は新刊ラッシュが続きます。まずはエッセイ集『年月のあしあと(四)』のご紹介です。本書は、『夏目漱石』『評伝廣津和郎』ほか多数の著書を持つ文芸評論家、坂本育雄さんの最新エッセイ集です。1998年に刊行された『年月のあしあと』(鶴見大学…

新刊2冊のご案内

8月の新刊2冊を刊行しました。『近江兄弟社学園をつくった女性 一柳満喜子』と『高橋虔と近江兄弟社学園』(共に木村晟著)。装幀は〈港の人装幀室〉です。 港の人では、2008年に『ヴォーリズ評伝 日本で隣人愛を実践したアメリカ人』(奥村直彦著)という…

新刊詩集『鳥の意思、それは静かに』(宮岡絵美)を刊行しました。

このたび、宮岡絵美さんの第一詩集『鳥の意思、それは静かに』を刊行しました。宮岡絵美さんは、大阪府生まれの新鋭詩人。本誌集には、雑誌「ユリイカ」に掲載された表題作ほか計34作品を収録しています。装幀は「港の人装幀室」(!)、表紙に描かれた絵は…

新刊『マダガスカル島へ写真を撮りに行く』刊行についてのお知らせ

新刊/近刊についてのお知らせです。 来月中旬に刊行を予定していた、写真家・堀内孝さんのフォトエッセイ集『マダガスカル島へ写真を撮りに行く』(四月と十月文庫4)ですが、諸事情により刊行が遅れることとなりました。 はっきりとした時期はまだ未定で…

宮沢賢治『あたまの底のさびしい歌』

昨年3月以来、『雨ニモマケズ』や『銀河鉄道の夜』など、宮沢賢治の作品が改めて注目されているようです。昨年末には、福島県出身の作家・古川日出男さんが賢治の『春と修羅』を朗読したCDブック『春の先の春へ』(左右社)も刊行されています。私も、古川さ…

新刊/詩集『転位論』(中田敬二)

装幀は横須賀拓さん。 カバー表には牧野伊三夫さんの絵が、カバー裏には中田さんによる写真が使用されています。 本文中にも、牧野伊三夫さんの絵が多数収録されています。 本文ページ「転位論?」 このたび、新刊『転位論』ができあがりました。2012年最初の…

保昌正夫『同人誌雑評と「銅鑼」些文』のこと

現在、神保町の東京堂書店で開催中の「書物、さらなる海へ 港の人全点フェア」(〜2月中旬)。このフェア期間中のみ、特別に本来は非売品の書籍も販売しています。 保昌正夫さんの『同人誌雑評と「銅鑼」些文』。1997年から2000年まで「図書新聞」で行ってい…

新刊『はじまれ 犀の角問わず語り』(姜信子)

*真っ白なカバー。表には「は」という文字だけがぽつりと置かれています。 *背には「じ」という一文字が。 *カバー全体を見まわしてはじめて「はじまれ」という文字が読み取れます。 *本を光にかざすと、表紙に描かれた絵が白いカバーの間から透けて見え…

新刊/有山達也エッセイ集『装幀のなかの絵』(四月と十月文庫3)

画・牧野伊三夫 表紙の絵も牧野伊三夫さんによるもの。 有山さんが装幀を手がけた坪内祐三さんの『一九七二「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』 先日からお知らせしていた、新刊『装幀のなかの絵』(四月と十月文庫3)がついにできあがりました。…

新刊『身を置くところで光となれ』(細川照子著)が出来上がりました。

*装幀は清水理江さん 11月の新刊『身を置くところで光となれ 東京深川おんなの土性っ骨』(細川照子著)が出来上がりました。著者は、東京深川で生まれ育ち、細川民族舞踊研究会代表をつとめる細川照子さん。戦後間もなく民踊の細川流を創始した母を継ぎ、…

ウィリアム・メレル・ヴォーリズのこと

先日の「朝日新聞」(10月24日)夕刊「ニッポン人脈記」にて、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズのことを紹介されていました。大阪の大丸心斎橋店や東京の山の上ホテル、その他国内外に1500もの建物を残したヴォーリズは、キリスト教伝道を兼…

新刊『漢語辞書論攷』(今野真二著)ができあがりました。

好評となっている「四月と十月文庫」もそろそろ新刊ができあがりそうですが、港の人がもう一方で得意とする日本語学の方でも、新刊が刊行されました。 先日できあがったばかりの新刊『漢語辞書論攷』は、今週末頃から書店にも並ぶ予定です。著者は、気鋭の日…

新刊『ホロホロチョウのよる』ミロコマチコ著(四月と十月文庫2)

このたび、新刊『ホロホロチョウのよる』を刊行しました。今年の春からスタートした〈四月と十月文庫〉の第2弾は、新進気鋭の画家・絵本作家のミロコマチコさんによる画文集です。装幀は第1弾『えびな書店店主の記』と同じく、画家の牧野伊三夫さん。装画…