2010-01-01から1年間の記事一覧
原宿にあるブック&カフェ「Bibliotheque」のご紹介です。「Bibliotheque(ビブリオテック:図書室)」は、デザイン事務所:株式会社スーパースタジオが長年にわたり蒐集した蔵書を自由に閲覧できるよう公開した、ブック&カフェスペースです。ブルース・ウ…
先週は、できあがったばかりの「港のひと」7号をもって、都内の書店をいくつかまわってきました。それぞれの書店の特色を観察しながら、新刊の紹介や既刊本の補充をお願いしたり。書店営業は、書店員さんとお話しする貴重な機会です。 まずはリブロ渋谷さん…
港の人が不定期に発行しているPR誌「港のひと」7号ができあがりました。前号から一年近く経ってしまいましたが、今号は、昨年刊行した映画監督・万田邦敏さんの初の映画批評集『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』の特集号です。表紙の写真は、万田さんの…
*写真はどちらも『キングス&クイーン』から。 フランス映画祭2010で、フランスの映画監督アルノー・デプレシャンの新作『クリスマス・ストーリー』が上映されます(3月20日の17時50分から)。また、21日には飯田橋の東京日仏学院にて、前作『キングス&ク…
映画監督・青山真治さんの映画批評集『シネマ21 青山真治映画論+α集成 2001-2010』(朝日新聞出版)が刊行されました。映画批評集としては、『われ映画を発見せり』(青土社)に続く二冊目となります。2001年から2010年までに発表された映画論、書評、エッ…
大阪のPLANET+1、シネ・ヌーヴォXという映画館にて、3月20日からインディペンデント映画祭「CINEDRIVE 2010」が開催されます。3週間にわたって全国から集められた様々なインディペンデント映画が上映される、意欲的な映画祭です。また映画祭内の特別企画とし…
現在発売中の季刊「銀花」161号に、『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』の書評が掲載されました。 書店の息子として生まれ、苦学、事業の失敗を経て、詩人として頭角を現わした人。初の本格的な『英語辞典』編纂や多くの著作で、今日までその名を不動…
2月の刊行書籍の2冊目は、『W.D.スノッドグラス詩集』です。訳者はアメリカ文学者の新倉俊一さんと、『アメリカのライト・ヴァース』の著者でもある西原克政さんです。新倉さんは、西脇順三郎の全集や定本全詩集のテクストの校訂をされているほか、エズラ・…
しばらくブログの更新が滞っていましたが、その間に2冊の新刊を刊行しました。一冊目は、『アメリカのライト・ヴァース』(西原克政著)。著者の西原克政さんは、『トーキング・ボディ』の著者でもあり、訳書に『世界の詩論』『アメリカ子供詩集』(どちら…
20日(土)に行われた「サウダージ・ブックスの座vol.3 村野美優『草地の時間』刊行記念」は無事に終了しました。定員20名とのことでしたが、思った以上にたくさんの方に来ていただき、とても活気のあるトークとなりました。 第一部では、著者である村野美優…
「図書新聞」(2010年2月20日)に、『近代日本教育関係法令体系』(米田俊彦編著)の書評が掲載されました。評者は、湯川嘉津美(上智大学教授)さんです。「日本教育史研究者にとって待望の一冊が刊行された」と絶賛してくだいました。 「図書新聞」では、…
先日お伝えしたように、NHK-BS2「週刊ブックレビュー」で、『ブラジルから遠く離れて1935-2000』が紹介されました。推薦者は作家の佐川光晴さん。『ブラジルから遠く離れて』はレヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』の手引書としてつくられた本ですが、佐川さ…
昨日は、本駒込の駒込大観音光源寺で行われた古本市「羽鳥書店まつり」に行ってきました。羽鳥書店の社長・羽鳥和芳さんの蔵書1万冊以上を大放出するという今回の古本市(詳細はこちら)。12月11日(木)〜14日(日)まで開催しているそうです。 「まつり」…
雑誌での紹介記事のお知らせです。月刊「みすず」2010年1月・2月合併号の特集「2009年読書アンケート」で、ドイツ文学研究者の宮下啓三さんが『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』を取り上げてくださいました。以下、引用です。 イギリスの文化の文学…
近頃、刊行書籍の書評が続いていますが、またまたうれしいニュースです。2月13日放送のNHK-BS2「週刊ブックレビュー」で、作家の佐川光晴さんの推薦書籍として、『ブラジルから遠く離れて 1935-2000 クロード・レヴィ=ストロースのかたわらで』(今福龍太+…
「図書新聞」(2月13日)に『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』(万田邦敏)の書評が掲載されました。それも、一面に大きく載せていただきました。評者は、以前ジュンク堂でのトークイベントにもご出演いただいた、廣瀬純さんです。 先日のジュンク堂での…
先日刊行した村野美優さんの詩集『草地の時間』を記念して、葉山のサウダージ・ブックスにてイベントが開かれます。 第一部では、著者である村野さんのほか、スペシャルゲストとして詩人の吉田文憲さんをお招きして、朗読&トークを行います。吉田文憲さんは…
知人から教えてもらい、「INTRO」という映画の情報サイトに、編集者の高崎俊夫さんのインタヴューが掲載されていることを知りました。高崎さんには、弊社のPR誌「港のひと」6号に北村太郎とドナルド・リチイについてのエッセイを寄稿していただいたり、11月…
あっという間に2月になりました。ようやく暖かくなったと思ったら、どうやら今日は雪が降るようです。 一昨日は『英国文化の巨人』の執筆者の先生方との、出版記念パーティーに参加してきました。サミュエル・ジョンソンのことや、昨今の大学事情のこと、英…
「週刊読書人」(2010年2月5日)に、『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』の書評が掲載されました。評者は箭川修(東北学院大学文学部教授)さんです。英国で今も愛され続ける「自然体のジョンソン」を描き出した本として、本書を紹介してくださいまし…
『草地の時間』(村野美優)の装幀デザインをしていただいた関宙明さん(ミスター・ユニバース)のブログで、『草地の時間』のことや「活版印刷詩集プロジェクト」のことが紹介されています。http://www.mr-universe.jp/site/mt32/ 関宙明さんには、他にも『…
港の人のHPでは、「活版印刷詩集のご案内」のお知らせを掲載するとともに、新しく「会社案内」の欄を設けました。「港の人」というおよそ出版社らしからぬ名前のせいか、「どんな会社なんですか?」と不思議そうに聞かれることがよくあります。そこで、改め…
先日の日記で『草地の時間』(村野美優)の紹介をした際にも少し書きましたが、このたび港の人では、活版印刷による詩集の自費出版プロジェクトを始めました。 活版印刷詩集プロジェクトは、詩の言葉を大切にしたい気持ちと、文字文化を支えてきた技術への敬…
最近、電子書籍化の話題など、本の形態について考える機会が増えてきました。紙に印刷し製本するうえでの費用や作業効率、本を所蔵するうえでの実用性などを考えれば、電子書籍がもたらすメリットはとても大きなものです。とすれば、紙でできた書物はいつか…
本日発売の季刊「真夜中」NO.8の、蓮實重彦さん、黒沢清さん、青山真治さんによる「映画長話」というコーナーで、『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』(万田邦敏著)が取り上げられました! 昨年出版された2冊の映画本『マッケンドリックが教える映画の…
1月17日の北海道新聞に、『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』の書評が掲載されました。評者は、札幌の映画館〈蠍座〉の支配人、田中次郎さんです。 〈蠍座〉は、札幌駅のすぐ近くにある小さな名画座だそうです。以前、港の人で『すべては映画のために!』…
*写真は『英語教育』2月号の書評ページです。 『英国文化の巨人 サミュエル・ジョンソン』の増刷分が、本日できあがりました。 そういえば、amazonでの反応を覗いてみると、カスタマーレビューが一件掲載されていました。「ボズウェルの『ジョンソン伝』に…
情報として載せるには少し遅くなってしまいましたが、『ブラジルから遠く離れて』の著者・今福龍太さんによるレヴィ=ストロースについてのエッセイが、現在発売中の『現代思想』1月号と『すばる』2月号にそれぞれ掲載されています。 『現代思想』「レヴィ=…
*画像はジュンク堂HPより転載しました。 ジュンク堂書店の月刊誌「書標」(ほんのしるべ)2010年1月号の「池袋本店連続トークセッション レポート」のコーナーで、昨年11月19日に行われた「とっても恥ずかしゼミナール inジュンク堂」(万田邦敏×廣瀬純)の…
京橋のフィルムセンターで、特集上映「映画監督 大島渚」が開催されています。万田邦敏監督の『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』で大島渚の『白昼の通り魔』(1966年)『絞死刑』(1968年)『帰って来たヨッパライ』(1968年)について書かれていたので…